樋口駅

樋口駅（ひぐちえき）について

樋口駅は埼玉県秩父郡の長瀞町に位置する、秩父鉄道秩父本線の駅です。駅の番号はCR22です。近隣に名所が点在しており、地域の交通の要所として利用されています。

歴史

樋口駅は、1911年に開業され、2022年にはICカード「PASMO」の利用が可能になりました。この際に無人化が進み、駅の運営方法が大きく変わりました。無人駅となった樋口駅には、簡易的なPASMO改札機が設置されています。

駅の構造

駅は島式ホームを1面と2線、さらに通過線が1本設けられている地上駅です。無人駅のため、駅係員は常駐しておらず、以前は寄居駅が管理駅で、平日の特定の時間帯に駅係員が配置されていました。スペースの制約から、駅舎はホーム上に建てられています。

利用状況

2019年度のデータによると、樋口駅の1日平均の乗車人員は111人でした。無人駅とはいえ、地域の住民や観光客にとって必要な交通手段として機能しています。

駅周辺の見どころ

樋口駅周辺には多くの興味深いスポットがあります。国道140号や埼玉県道201号岩田樋口停車場線が近くを通り、南には雄大な荒川があります。また、白鳥橋や長瀞町立長瀞第二小学校も近隣にあります。

さらに、歴史的な遺跡も周辺に点在しています。国指定史跡の「野上下郷石塔婆」や、県指定史跡である「寛保洪水位磨崖標」などがその一例です。特に寛保洪水位磨崖標は、1742年の大洪水時の水位を示す貴重なもので、重要な歴史的価値を持っています。

また、1590年に落城した仲山城跡や、地域の信仰が篤い道光寺（長瀞七草寺の一つ）も訪れる価値があります。加えて、長瀞の名物であるかたくりの里も近く、観光の拠点としても利用されています。

隣接駅

樋口駅の隣には、秩父鉄道秩父本線の波久礼駅（CR21）と野上駅（CR23）があります。このように樋口駅は埼玉県内の交通のハブとして、利用者にとって便利な位置にあります。

樋口駅は地域の人々に親しまれ、将来的にも地域との繋がりを大切にしながら、その役割を果たしていくことでしょう。

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