檜原村立図書館

檜原村立図書館について

檜原村立図書館（ひのはらそんりつとしょかん）は、東京都西多摩郡檜原村に所在する公共の図書館です。1988年に開館以来、地域の知識の宝庫として多様なサービスを提供し、特に移動図書館の運営を通じてアクセスの向上を図っています。

設立と歴史

1994年に村内初の施設として図書館が公式に開館しました。開館以前は、都立多摩図書館の移動図書館として使用されていた「むらさき号」を村で譲り受け、1988年から移動図書館サービス「やまぶき号」として運営されていました。1999年には旧診療所を改良し移転。その後、2007年に現在の木造平屋建ての新しい建物に移転しました。この新館では、図書館としての機能が強化され、多くの図書館資源が利用可能になっています。

利用者サービス

檜原村立図書館では、地域に住む居民や通勤通学者に対して利用者カードが配布されます。貸出が可能な資料には、書籍、雑誌、紙芝居、視聴覚資料があり、最大で10冊を借りることができます。書籍の貸出期間は3週間、視聴覚資料は2週間となっており、移動図書館で借りた資料もこちらに返却することができます。

施設の特徴

新館は靴を脱いで入館する方式を採用しており、来館者には手製のスリッパが用意されています。館内には約4万冊の資料を揃えた書架があり、一般書籍の他、子供用書籍や雑誌、DVDなども充実しています。特に、子供コーナーや閲覧コーナー、ブラウジングコーナーといった、利用者がリラックスできるスペースが設置されています。また、パソコンコーナーやサロンでは、来館者同士の交流や学習が促進されています。

移動図書館「やまぶき号」

「やまぶき号」は村内の約12ヶ所のステーションを巡回しており、これにより遠隔地に住む住民でも図書館サービスを利用できるようになっています。月に2回のペースで巡回し、さらに役場や高齢者施設、児童館への特別な訪問も実施されています。この移動図書館は、立ち寄ることが難しい地域の人々にとって、重要な情報源となっています。

開館時間とアクセス

檜原村立図書館の開館時間は、通常10:00から18:00までですが、冬期は17:00までの短縮も行われることがあります。休館日には毎週月曜日、第3火曜日、年末年始や特別整理期間などがあります。アクセスは、西東京バスを利用し、払沢の滝バス停から徒歩約2分の位置にあります。住所は東京都西多摩郡檜原村本宿621番地1号です。

結論

檜原村立図書館はその豊富な資料と移動図書館サービスにより、地域の文化と教育の発展に寄与しています。利用者のニーズに応えるために、常に新しいサービスを模索し、地域社会に貢献する努力を続けています。

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