正栄デリシィ

株式会社正栄デリシィの紹介

茨城県筑西市に位置する株式会社正栄デリシィは、ユニークなチョコレートや駄菓子を製造・販売する企業です。特に「お金のチョコ」と「サク山チョコ次郎」という商品で広く知られています。正栄デリシィは、東京都台東区に本社を有する正栄食品工業の子会社であり、製品開発や販売において独自の進化を遂げてきました。

会社の歴史

正栄デリシィの起源は2002年に遡ります。当初、正栄食品工業の菓子部門は「正栄菓子」として独立しましたが、その後の再編により、2007年に新たに「正栄デリシィ」が設立されました。この新会社は、子会社であった正栄菓子、常陽製菓株式会社（米菓・豆菓子の製造）、株式会社モンド（ビスケットの製造）を合併した結果、現在の形となりました。以降は、チョコレートやビスケットなどの製品が、正栄デリシィ名義で製造・販売されるようになりました。

2007年5月には、筑西市の工場が稼働し、製造活動が始まりました。その後、2018年2月には新しいチョコレート工場が竣工し、現在は本社工場として機能しています。近年では従来の駄菓子や大袋商品に加え、2017年に発売したチョコビスケット「サク山チョコ次郎」が主力商品となり、企業の象徴的な製品となっています。2022年5月には、新ブランド『emmy エミー』を立ち上げ、「笑えるおいしさ」というコンセプトで新たな挑戦をしています。

主な製品

お金のチョコ

「お金のチョコ」は、パフが入った板チョコに「お金のカード」（子供銀行券）が付属しているユニークな商品です。このアイテムは低確率で「レアカード」（キラカード）が入っており、特に子供たちに人気があります。また、姉妹商品として、「わんこのカード」が付いた「おしゃべりわんこ」や「ねこのカード」が付いた「きまぐれねこにゃん」なども存在します。

サク山チョコ次郎

2017年9月に発売された「サク山チョコ次郎」は、チョコビスケットの新たな代表作であり、2022年10月からは出川哲朗がCMソングを担当しています。ビジュアルとフレーバーの両方で消費者の関心を引くこの製品は、正栄デリシィの成長を象徴する重要なアイテムとなっています。

過去の製品

過去には「いちごチョコ」や「ゴールデンチョップ」など、多彩な製品が販売されていました。「いちごチョコ」はスプーン型のチョコレートで、可愛らしい見た目が特徴でした。「ゴールデンチョップ」や「ザクザクKING」は、人気の高い「ブラックサンダー」に類似した製品で、そのキャッチコピーも話題となりました。

まとめ

正栄デリシィは、今や日本の駄菓子市場で欠かせない存在となっています。独自のアイデアと製品の多様性により、消費者に愛され続けるブランドへと成長を遂げてきました。これからも新しい挑戦を続けながら、より多くのお客様に喜ばれるお菓子を提供し続けることでしょう。

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