永吉佑也

永吉佑也：挫折を乗り越え、未来へ挑むバスケットボール選手

永吉佑也選手は、1991年7月14日生まれの鹿児島県出身のプロバスケットボール選手です。198cmの長身と115kgの体重を誇るパワーフォワード／センターとして、Bリーグで活躍を続ける一方、日本代表としても国際舞台でその才能を発揮しています。

ジュニア時代から続く活躍

中学生時代にはジュニアオールスターに2年連続で出場。延岡学園高校に進学すると、1年生から全国大会の舞台を経験し、3年時にはインターハイで準優勝という輝かしい成績を残しました。

大学での成功とプロへの道

青山学院大学に進学後も活躍は続き、全日本大学選手権優勝に貢献。卒業後の2014年には、東芝ブレイブサンダース神奈川（現川崎ブレイブサンダース）に入団し、プロとしてのキャリアをスタートさせました。その後、京都ハンナリーズに移籍するなど、複数のチームで経験を積みました。

日本代表としての活躍

高校時代にはU-18日本代表としてアジアU-18選手権に出場。大学時代にはユニバーシアード日本代表やウィリアム・ジョーンズカップ日本代表として国際舞台でプレーし、FIBAアジアカップでは準優勝に貢献しました。その後も東アジア選手権で3位入賞を果たすなど、日本代表として活躍を続けました。2018年にはアジア競技大会日本代表にも選出されています。2022年には4年ぶりに日本代表に復帰し、ワールドカップアジア予選に出場しています。

挫折と再生

順風満帆だったキャリアの中にも、大きな挫折がありました。2018年には、アジア競技大会期間中に問題行動を起こし、1年間の出場停止処分を受けました。この経験は、永吉選手にとって大きな転機となりました。処分期間中は、自身の行動を深く反省し、社会奉仕活動にも従事しました。そして、半年間の処分期間を経て、早くもJBAの裁定委員会から復権が妥当とする答申を受け、処分が解除されました。この経験を通して、永吉選手は自身の生き方を見つめ直し、成長を遂げました。

また、Bリーグでのプレー中に、審判への批判行為により出場停止処分を受けたこともありました。この経験を通して、永吉選手は、自身の行動が周囲に与える影響について改めて深く考えさせられました。

未来への展望

現在、サンロッカーズ渋谷に所属し、更なる高みを目指して日々努力を続けています。2023年5月には母校である青山学院大学の記念館をホームアリーナとするサンロッカーズ渋谷に移籍。新たな環境で活躍の場を広げようとしています。そして、将来の夢は教師になること。佛教大学の通信制で教職課程を受講し、バスケットボール選手としてのキャリアと並行して、教育者としての道を歩み始めています。

永吉佑也選手は、数々の困難を経験しながらも、持ち前の才能と強い意志で復活を遂げ、新たな目標に向かって突き進んでいます。彼の今後の活躍に、大きな期待が寄せられています。

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