江口克彦

江口克彦について

江口克彦（えぐち かつひこ）は、1940年2月1日生まれの著名な日本の実業家および政治家です。愛知県名古屋市で生まれ、愛知県立瑞陵高等学校を卒業後、慶應義塾大学法学部政治学科で学びました。1964年に松下電器産業株式会社（現在のパナソニック）に入社し、その後、PHP総合研究所に異動し松下幸之助の秘書として働くことになります。

江口氏は、1976年に同社の経営を担当し、2004年から2009年まで社長を務めました。在職中は松下幸之助の哲学や経営理念を体現しながら、多くのイノベーションを推進しました。また、内閣官房の道州制ビジョン懇談会の座長として、地方分権を進める活動にも関わりました。

政治活動においても、江口氏は積極的な役割を果たしました。2009年、渡辺喜美氏らの呼びかけで「脱官僚」「地域主権」「国民生活重視」を掲げる国民運動に参加。その結果、2010年の参議院議員選挙ではみんなの党から出馬し当選しました。参議院議長選挙でも候補者として立候補し注目を集めました。

その後は国家基本政策委員長や行政監視委員長としてのポジションを経て、2014年にはみんなの党を離党し、次世代の党に参加します。2015年には次世代の党の変更に反発し再び離党し、おおさか維新の会へと移籍。2016年には1期での引退を表明しました。引退後は地域政党「自由を守る会」の顧問を務め、政治活動を続けています。

江口氏は、消費税増税に反対し、選択的夫婦別姓制度導入にも否定的です。公式サイトには自身の憲法改正案を掲載している他、医療費無償化や賃金の時短制度などを提案しています。これらの政策は、地域主権や国民生活を重視した考え方に基づいています。

また、江口氏は日本会議や靖国神社に参拝する国会議員の会、親学推進議員連盟など、さまざまな議員連盟にも関与しています。彼は多くの役職を歴任し、学術界でも大阪大学や立命館大学の客員教授として活動していました。

著書も多数あり、松下幸之助に関する書籍をはじめ、「地域主権型道州制」や「増税反対論」など、日本の未来を見据えたテーマで執筆を行っています。江口克彦は、地域主権を中心に日本の政治や経済に影響を与え続けてきた重要な人物です。

もう一度検索