江戸川区陸上競技場

江戸川区陸上競技場について

江戸川区陸上競技場は、東京都江戸川区清新町に位置する区立のスポーツ施設であり、地域のスポーツ活動に重要な役割を果たしています。この競技場は、2023年4月1日よりクボタがネーミングライツを取得しており、「スピアーズえどりくフィールド」という愛称で親しまれています。運営は株式会社オーエンスが管理しており、江戸川区が所有する施設です。

施設の概要

陸上競技場の収容人数は6,784人で、メインスタンドに2,034人、バックスタンドに2,750人の座席を完備しています。さらに、両ゴール裏には芝生席が設けられており、2,000人まで収容可能です。競技場のトラックは日本陸上競技連盟の第3種公認を受けており、全天候型の400mトラックが8レーン設置されています。また、中央には105×70mの天然芝フィールドがあり、ラグビーやサッカー、ラクロスに利用されています。施設内には売店が1か所、エレベーターも1基設置されています。

歴史と沿革

江戸川区陸上競技場の歴史は、Jリーグ発足準備の段階から始まります。三菱自動車工業サッカー部が本拠地として使用する計画があったものの、スタンドの増設ができずに断念されました。その後、東京ガスサッカー部はこの競技場を暫定的なホームスタジアムとして利用し、1999年からFC東京としてプロ化した際もここでホームゲームを行いました。特に、同年のJリーグカップではFC東京と横浜F・マリノスの対戦が行われ、5208人の観客を記録しました。

さらに、2004年にはスペインのサッカークラブ、レアル・マドリードが公開練習を行ったことも話題となり、デビッド・ベッカムやジネディーヌ・ジダンの姿が見られました。

2023年3月30日、クボタスピアーズ船橋・東京ベイとの提携により、「スピアーズえどりくフィールド」という名称が確定しました。この契約は2023年4月1日から2026年3月31日までの3年間にわたって続きます。そして、2024年1月5日からは陸上競技場トラックの改修工事が行われる予定です。

主なイベントと競技

この競技場では、さまざまなスポーツイベントが行われています。ラグビーでは、クボタスピアーズ船橋・東京ベイのホストゲームや大学ラグビーの公式戦、さらには連携した定期戦などが開催されます。サッカーにおいても、日本フットボールリーグや東京23フットボールクラブのホームゲーム、関東大学サッカーリーグ戦が行われており、歴史あるFC東京の試合もここで観戦できます。

陸上競技においては、高体連のさまざまな大会が開催され、その他にもラクロスやクリケットの公式戦が行われるなど、多目的に利用されています。

アクセス情報

江戸川区陸上競技場へのアクセスは非常に便利です。東京地下鉄東西線の西葛西駅から徒歩で15分、または同駅から都営バスの西葛27系統を利用し、「清新第三小学校前」で下車すると徒歩3分で到着します。JR東日本京葉線の葛西臨海公園駅からも徒歩25分の距離です。

周辺施設

周辺には江戸川区球場や江戸川区臨海球技場、江戸川区スポーツセンターといったスポーツ施設もあり、地域のスポーツ活動に対応した環境が整備されています。これにより、江戸川区陸上競技場は多彩なスポーツイベントが行われる重要なスポットとなっています。

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