江越大賀

江越 大賀（えごし たいが）

江越大賀は、1993年3月12日生まれで、長崎県南島原市出身のプロ野球選手です。彼は外野手として、北海道日本ハムファイターズに所属しています。右投右打のスタイルで、俊足と強肩を兼ね備えた選手として知られています。

経歴

プロ入り前

江越は南島原市立慈恩寺小学校の2年生からソフトボールを始め、5歳の頃から中学1年生までは空手にも取り組みました。南島原市立西有家中学校では軟式野球部に参加し、次の海星高校では春夏の全国大会には出場できず、プロ志望届を提出しないまま駒澤大学に進学しました。

大学では、1年春からリーグ戦に出場し、3年次には日米大学野球の日本代表に選出。4年秋のリーグ戦では打率.357を記録し、チームに優勝をもたらしました。通算96試合に出場し、打率.236、11本塁打、42打点、16盗塁といった成績を収めています。大学時代には同じチームメイトであった選手たちと共に、阪神タイガースでの交流もありました。

阪神タイガース時代

2014年のドラフトで阪神タイガースから3位指名を受け、6000万円の契約金で入団。2015年にはプロ初安打を記録し、続いてプロ初本塁打を放ちます。シーズンを通して56試合に出場し、5本の本塁打を打ちました。翌年の2016年には、シーズン開幕から4試合連続で本塁打を記録し、注目を集めます。

しかし、その後のシーズンでは調子を崩し、一軍と二軍を行き来する年が続きました。2017年には本塁打なしに終わり、2018年には再び右打ちに専念しましたが、低迷が続きました。2019年から2021年にかけても主に代走や守備固めとしての出場が多く、出場機会は限られました。

日本ハムファイターズ時代

2022年10月に北海道日本ハムファイターズにトレードで移籍し、背番号は37に。2023年には初めて100試合に出場し、古巣の阪神戦で本塁打を放つなど、打撃面でも成長を見せました。また、同年4月にはプロ初めて二塁を守ったこともあり、変化を遂げています。

選手としての特徴

江越は、身体能力に優れた選手で、50m走が5秒8、遠投120mといった成績を持っています。守備範囲も広く、特に走塁や盗塁の技術にも定評があります。2016年には守備No.1を決定する競技で優勝した経歴を持ち、数々の指導者からも高評価を得ています。

打撃面においては、長崎県の高校時代から「トリプルスリーを狙える選手」として期待されながらも、確実性に課題を抱えていました。プロ入り以来、変化を求める努力が続けられています。

プライベートと家族

江越の愛称は「エゴ兄」で、趣味はゴルフです。自身の両親への尊敬の念が強く、プロ野球選手でなければ父の職業である大工になっていたと言われています。弟の海地も外野手として活躍しています。このように、江越は野球にかける情熱と家族への感謝を大切にしながら、今後のキャリアを築いていく選手です。

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