沖縄市陸上競技場

沖縄市陸上競技場のご紹介

沖縄市陸上競技場（おきなわしりくじょうきょうぎじょう）は、沖縄県沖縄市に位置する重要なスポーツ施設です。この競技場はコザ運動公園内にあり、陸上競技だけでなく、サッカーやラグビーなどの球技としても使用されています。沖縄市から直接管理されており、おきなわスポーツイノベーション協会が管理運営を行っています。

設立の背景と歴史

この施設は1973年に設立されました。当時、沖縄が日本本土に復帰したことを記念するために開催された復帰記念沖縄特別国民体育大会（通称：若夏国体）のために建設されたのが始まりです。この大会は、沖縄におけるスポーツ競技の盛り上がりを促進させ、競技場が地域スポーツの中心的な役割を担うことになります。以来、沖縄全島エイサーまつりや多様なスポーツ大会が開催されており、地域文化の発信地としても重要な役割を果たしています。

2008年には施設の老朽化が顕著になり、メインスタンドやトラックの全面改修が行われました。この改修により、日本陸上競技連盟から公認第1種競技場として認定されました。これにより、国内大会や重要なスポーツイベントが開催できる基盤が整ったのです。

競技場の施設と設備

沖縄市陸上競技場は、公式に日本陸上競技連盟の第2種公認を受けており、全天候型のトラックが設置されています。トラックは400メートルの長さを持ち、8レーンに分かれているため、多人数での競技が可能です。この競技場の収容人数は13,400人で、観客はメインスタンドの座席やバック・サイドスタンドの芝生席から観戦できます。ただし、スコアボードや電光表示板は設置されていません。

また、付属施設として「沖縄市サブトラック兼ソフトボール場」が完備されており、ここでは陸上競技のほか、サッカー、ラグビー、ソフトボール、軟式野球などが行えます。こうした多目的な利用が地域スポーツの発展に寄与しています。

アクセス情報

沖縄市陸上競技場へのアクセスは非常に便利です。公共交通機関を利用する場合、那覇空港からバス113番（具志川行き）に乗り、「市運動公園前」で下車すると良いでしょう。なお、日曜日や休日には運休となるため、注意が必要です。また、那覇バスターミナルからは複数の路線バス（23、27、31、63、77、90番）を利用して、「園田」で下車し、徒歩10分ほどで到着します。

自動車でのアクセスも良好で、沖縄自動車道の沖縄南インターチェンジからわずか1分の距離にあります。特にJ3リーグの試合が行われる際には、コザ運動公園内を含む周辺施設で駐車可能で、競技場までの無料シャトルバスも運行されるため、多くの観客が便利に訪れることができます。

周辺施設

沖縄市陸上競技場の近くには、沖縄市野球場（コザしんきんスタジアム）や沖縄市サッカー場などのスポーツ施設が並んでおり、地域のスポーツ環境が整っています。また、往々にしてこれらの施設は共同でイベントを開催し、地域の活性化にも一役買っています。

このように、沖縄市陸上競技場は単なるスポーツ施設に留まらず、地域の文化的イベントやスポーツ活動の重要な拠点となっています。これからもこの競技場を通じて、沖縄のスポーツと文化が盛り上がっていくことが期待されます。

もう一度検索