泉口友汰

泉口友汰選手について

泉口友汰（いずぐち ゆうた）は、1999年5月17日生まれ、和歌山県御坊市出身のプロ野球選手です。内野手として右投左打で、現在は読売ジャイアンツに所属しています。彼はその守備力で高く評価されており、その技術はプロの舞台でも十分に通用すると見なされています。

経歴

プロ入り前

泉口選手は大阪桐蔭高等学校に進学し、2年生の秋からベンチ入りし、遊撃手としてレギュラーを務めました。その後、3年生の春に行われた第89回選抜高等学校野球大会でチームを優勝に導くなど、目覚ましい活躍を見せました。しかし、同年夏の第99回全国高等学校野球選手権大会では、3回戦で仙台育英高校に惜しくも敗れました。彼の高校時代には、多くの才能ある選手たちが同じチームに在籍しており、その中での競争は激しかったです。

高校卒業後は青山学院大学に進学し、さらに成長を遂げました。2020年の3年秋のリーグ戦では、打率.343、1本塁打、9打点を記録し、最高殊勲選手にも選ばれました。また、4年生からは主将を務め、チームを引っ張る存在となりました。その努力により、チームは1部昇格を果たし、泉口選手自身も遊撃手のベストナインに選出されるほどの活躍を見せました。

その後、NTT西日本に入社し、2022年にはWBSC U-23ワールドカップの日本代表に選ばれましたが、残念ながらコンディション不良により辞退しました。この経験は、彼の将来におけるさらなる成長の糧となったことでしょう。

巨人時代

2023年のドラフト会議で読売ジャイアンツから4位指名を受け、2024年に入団しました。その契約内容は推定で契約金5000万円、年俸1000万円でした。背番号は35に決まり、すぐにメディアやファンから注目を浴びました。

2024年、オープン戦で15試合に出場し、打率は.212と試行錯誤しながらも経験を積みました。開幕戦では阪神タイガース相手に代打でプロ初出場を果たし、その後もチャンスを得て成長を続けています。2024年5月8日になって、これまで苦しんできた初安打を中日ドラゴンズ戦で記録し、続いて初盗塁も決めました。また、遊撃手としてのレギュラーであった門脇誠選手の不調を受けて、各試合で先発出場する機会も増えています。

特徴と評価

泉口選手は特に守備力が高く評価されています。プロ入り前から、「守備に関しては即戦力」と言われ、球際での強さが際立っています。阿部慎之助監督は彼の選球眼についても絶賛しており、「球数を投げさせる」とその能力を評価しています。これにより、彼はチームの中でも重要な役割を果たす選手として期待されています。

初記録

泉口選手はプロ入り後、さまざまな記録を樹立しています。

• - 初出場・初打席: 2024年3月29日、阪神タイガース戦 (8回裏に代打で出場、三振)
• - 初先発出場: 2024年4月14日、広島東洋カープ戦 (三塁手として先発)
• - 初安打: 2024年5月8日、中日ドラゴンズ戦 (左前安打)
• - 初盗塁: 同試合 (二盗)
• - 初打点: 2024年5月18日、広島東洋カープ戦 (右前適時打)
• - 初本塁打: 2024年6月11日、東北楽天ゴールデンイーグルス戦 (右越ソロ)

背番号や登場曲など、彼の新たなキャリアが始まっています。今後の活躍がとても楽しみです。

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