波久礼駅

波久礼駅について

波久礼駅（はぐれえき）は、埼玉県大里郡寄居町末野に位置する秩父鉄道秩父本線の駅です。この駅は駅番号CR21として知られており、1903年の開業以来地域の交通を支えてきました。

歴史

波久礼駅は、初めは上武鉄道の駅として開業し、地元の地名である破崩に由来して名付けられました。1916年には社名が変わり、秩父鉄道の駅として運営されるようになりました。また、2022年の無人化と同時に、ICカード「PASMO」の利用も可能になりました。これにより、利用者にとって便利な交通手段となりました。

駅の構造

この駅は地上にあり、1面2線の島式ホームを持つ構造です。木造駅舎があり、無人駅となっていますが、簡易のPASMO改札機が設置されています。無人化以前は、駅係員が平日に限って一定時間業務を行っていましたが、現在は完全に自動化されています。また、ホームのない待機線が1本あり、貨物列車の待機にも利用されています。トイレは改札外にある水洗式です。

利用状況

2019年度のデータによると、波久礼駅の1日平均乗車人員は103人とされています。地域の住民や観光客の利用が見込まれるこの駅は、周辺環境とも相まって静かなですが重要な交通の拠点です。

駅周辺の魅力

駅の周辺には、美しい自然や観光スポットが点在しています。国道140号や埼玉県道82号線が近く、交通の便も良好です。また、荒川や寄居橋（波久礼橋）、葉暮橋、玉淀ダム（玉淀湖）など、恵まれた自然環境が広がっています。特に、玉淀湖は駅の前に位置し、周囲にはハイキングコースや遊歩道が整備されています。さらに、名水百選に選ばれた「日本水」や、源流の湧水も訪れる人々に珍しい体験を提供しています。徒歩約20分の距離にある円良田湖は人造湖で、春にはハイキングを楽しむことができるスポットです。

また、金尾山までも徒歩15分ほどの距離にあり、春には美しいつつじの花が咲き誇ります。これらの自然環境は、波久礼駅を通じて訪れる旅行者や地元の方々に親しまれています。

周辺施設

近くには亀の井ホテル 長瀞寄居（旧かんぽの宿寄居）もあり、観光客の宿泊先として便利です。このように、波久礼駅周辺は魅力的な観光スポットが充実しており、訪れる人々に癒しと楽しみを提供しています。ぜひ、この美しい場所を訪れてみてください。

隣の駅

波久礼駅の隣には寄居駅（CR20）があり、次の樋口駅（CR22）への接続も可能です。ただし、SLパレオエクスプレスや急行「秩父路」は通過しますが、時期によっては臨時停車することもあります。地域の発展とともに波久礼駅の利用がさらに増えることが期待されます。

もう一度検索