浅香工業

浅香工業株式会社は、大阪府堺市に本社を置く、土工具、園芸用品、物流機器の製造販売を行う企業です。東京証券取引所スタンダード市場に上場しており、特に土工用ショベルにおいては国内で高いシェアを保持しています。

歴史

そのルーツは江戸時代前期の1661年（寛文元年）に遡ります。創業当初は堺の打刃物問屋として「宝長久」の名で知られていました。明治維新後、鉄道敷設などの土木工事が活発化する中、6代目浅香久平がショベルの国産化に着目し、1891年に試作品を製造、1893年には量産化に成功しました。

同社は、創業以来、プロの職人や農家など、専門的な用途に応える高品質な製品を重視してきました。「金象印」のブランドマークは、その品質の証として、業界内では広く認知されています。近年、安価な輸入品が増加する中、同社は一貫して高品質な製品を提供し続け、他社との差別化を図っています。

沿革

1661年 - 堺の商人として創業。代々、堺名産の打刃物問屋を営み、「宝長久」の名で知られる。
1931年11月25日 - 株式会社浅香本店として会社組織に改組。
1941年 - 社名を「浅香工業株式会社」に変更。
1945年7月10日 - 太平洋戦争中の堺大空襲により、三宝工場と本社事務所が全焼。
1949年5月14日 - 大阪証券取引所2部に上場。
2013年7月16日 - 東京証券取引所2部に上場（大阪証券取引所との現物株市場統合に伴う）。

製品

同社は、スコップ、ショベルといった土工具を主力製品とし、園芸用品、物流機器の製造販売も行っています。特に土工用ショベルは、長年の経験と技術に裏打ちされた高品質な製品として、プロの現場で高い信頼を得ています。

子会社

国富産業株式会社

外部リンク

浅香工業株式会社

浅香工業株式会社は、創業から350年以上の歴史を持つ老舗企業として、今後も高品質な製品の提供を通じて、社会に貢献していくことが期待されます。

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