浜松市天文台

概要

浜松市天文台は、静岡県浜松市中央区福島町に位置する、五島協働センターに併設された公共の天文台です。施設は3階と4階部分に設けられており、天体観測や学習活動の拠点として地域住民に親しまれています。



屋上には、半球状のドームが設置されており、その内部にはニコン製の20cm屈折赤道儀が搭載されています。この望遠鏡は、天体観測会などで実際に使用され、昼間は太陽観察、夜間には月や惑星、星雲などの天体観測が可能です。また、屋上ドームの外のスペースでは、小型望遠鏡や双眼鏡を複数並べて、天体観望会が開催されることもあります。これにより、参加者は様々な望遠鏡を通して、天体の魅力を身近に感じることができます。

3階には、展示ホールが設けられており、天文学に関する様々な展示物が公開されています。これらの展示を通して、宇宙の広大さや天体の神秘に触れることができます。また、電光月面案内板も設置されており、月の満ち欠けや地形を分かりやすく学ぶことができます。

図書室には、天文学に関する専門書から、子供向けの図鑑まで、幅広いジャンルの書籍が所蔵されています。天文雑誌のバックナンバーも閲覧できるため、天文学の研究者から初心者まで、幅広い層が利用できます。これらの資料を通して、天文学の知識を深めることができます。

開台時間

開台時間は、曜日によって異なります。

火曜日、水曜日、木曜日：午前9時00分～午後5時30分
金曜日、土曜日、日曜日：午後1時00分～午後9時00分

休台日

休台日は、以下の通りです。

月曜日
祝日
* 年末年始

アクセス

公共交通機関を利用する場合、遠鉄バスの1番遠州浜蜆塚線に乗り、「福島」停留所で下車後、徒歩約3分で天文台に到着します。浜松駅バスターミナルからは、1番遠州浜温泉行き、または遠州浜四丁目行きのバスに乗り、約20分で「福島」停留所に到着します。

まとめ

浜松市天文台は、天体観測だけでなく、展示や図書室を通じて、天文学を身近に感じられる施設です。子供から大人まで、幅広い年齢層が楽しめるよう工夫されており、地域における天文教育の重要な役割を担っています。定期的に開催される天体観望会に参加すれば、より深く天文学の知識を学ぶことができるでしょう。

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