渋野日向子

渋野 日向子（Hinako Shibuno）

渋野日向子は、1998年11月15日生まれ、岡山県岡山市出身の日本の女子プロゴルファーです。彼女は現在、サントリーに所属し、株式会社ゾーンのマネジメントを受けています。アマチュア時代は「澁野日向子」として登録されていましたが、プロ転向後は「渋野」に改名しました。

経歴

アマチュア時代

親が陸上競技の選手であった影響で、日向子は三姉妹の次女として生まれました。父親は岡山市水道局に勤務し、母親はやり投げの選手で、共に筑波大学出身です。幼少期から運動能力が高く、小学校2年生の時にゴルフと出会い、その後ソフトボールも始めることになります。

さまざまな努力の中、2010年には岡山県ジュニアゴルフ選手権で3位に入賞し、その後は中学時代にゴルフ一色の生活にシフトします。特に2012年から2014年にかけては、岡山県ジュニアゴルフ選手権で3連覇を果たし、実力を証明しました。

高校では、中国女子アマチュア選手権での優勝を果たし、また全国高校ゴルフ選手権大会女子団体戦でも勝利を収めました。その後、2017年にはJLPGA最終プロテストを受けましたが、残念ながら最終日はプレーできずに終わってしまいました。

プロ転向後

プロ転向後の2018年、日向子はステップ・アップ・ツアーに出場し、初日はホールインワンを達成するなど才能を発揮します。最終的にJLPGAプロテストに合格し、プロとしての活動を本格化させました。

彼女の名が一躍知られることとなるのは、2019年のAIG全英女子オープンでの出来事です。大会前の目標は「予選突破」でしたが、予想を超えて初日から好調を維持し、最終的に日本人女子選手として42年ぶりのメジャー優勝を成し遂げました。この優勝により、「スマイルシンデレラ」と称され、国内外のファンから注目を集めました。

受賞歴

渋野は2019年に複数の賞を受賞しており、日本ゴルフトーナメント振興協会から「ルーキー・オブ・ザ・イヤー」を受賞しました。その他にも、LPGAアワードでの各種受賞歴があります。

人物

彼女は一般的に「シブコ」として知られており、後輩からは「ぴな姉」と呼ばれることもあります。また、特技として書道があり、好きな駄菓子や趣味なども公言しています。彼女はポケモンのピカチュウのヘッドカバーを愛用しており、またイーブイもお気に入りのキャラクターです。

ソフトボールとの関わり

日向子は小学生時代にソフトボールに打ち込んでいた経験を持ち、その技術を活かして地域の小学生を対象にした「渋野日向子杯岡山県小学生ソフトボール大会」を主催するなど、ソフトボールの普及にも力を尽くしています。全国大会においても自身の投球力を披露し、地元の選手たちに刺激を与えています。彼女の活躍は、ゴルフの世界だけでなく、地域コミュニティにも多くの影響を与えています。

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