渡邉大樹

渡邉 大樹（わたなべ だいき）

渡邉大樹は1997年6月7日生まれの元プロ野球選手で、千葉県松戸市が故郷です。彼は内野手および外野手としてプレーし、右投右打のスタイルを持ち味としています。プロ入り前の経歴や、その後のプロ野球生活について詳しく見ていきましょう。

経歴

プロ入り前

彼は野球を小学生時代に千葉県松戸市にある小金原ビクトリーで始めました。その後、中学時代には松戸リトルシニアという硬式クラブチームに所属し、キャプテンを務めました。特に中学3年生の時には、200メートル走で全国大会に出場するなど、運動神経に恵まれた選手でした。

高校は専修大学松戸高等学校に進学し、1年秋から遊撃手としてレギュラーに定着。3年夏には全国高等学校野球選手権大会に出場。1回戦では花巻東高校相手に2安打を記録するも、チームは残念ながら敗退しました。高校通算で17本塁打を叩き出し、将来を期待される選手として注目されました。

ヤクルト時代

2015年のドラフトで東京ヤクルトスワローズから6位指名を受け、プロの道を歩み始めることになります。契約金は2500万円、年俸は500万円で合意し、背番号49で入団しました。

2016年は一軍には出場しませんでしたが、二軍で74試合に出場し、3本塁打を放つなど存在感を示しました。2017年にはイースタンリーグで打率.362を記録し、「スカパー！ファーム月間MVP賞」を獲得。9月には初めて一軍に出場し、プロ生活の第一歩を踏み出しました。

2018年のシーズンは村上宗隆が加入し、内野手としての競争が厳しかったため、外野手に挑戦。その後、2019年にプロ初安打と初本塁打を果たしました。2020年と2021年には代走や守備固めとして活躍し、チームの優勝にも貢献しました。

オリックス時代

2022年、現役ドラフトによってオリックス・バファローズに移籍。背番号は引き続き49で、期待されましたが、2023年はウエスタン・リーグで打率.211と振るわず、一軍出場もわずか1試合に留まりました。結果的に、10月5日に戦力外通告を受け、その後、11月11日までに現役を引退することを決意しました。

現役引退後

渡邉は2024年に復帰先として古巣のヤクルトにスコアラーとして戻ることが発表されており、これからの活躍に期待が寄せられています。

選手としての特徴

彼の特長は俊足に加え、堅実な守備とパンチ力を兼ね備えた打撃です。50メートル走では5秒9を記録しており、スピードでも一目置かれる存在でした。また、サングラス姿がロックバンド「X JAPAN」のToshlに似ていることから、仲間たちとの得点時には「Xポーズ」が浸透しました。

私生活では、2021年に一般女性と結婚し、楽しい家庭を築いているようです。実家では猫を飼っているものの、自身は猫アレルギーというユニークな一面もあります。彼の経歴と人柄は多くのファンに愛される要素が詰まっています。

もう一度検索