渡邊凌磨

渡邊 凌磨

渡邊凌磨（わたなべ りょうま、1996年10月2日生まれ）は、埼玉県の東松山市出身のプロサッカー選手で、Jリーグの名門・浦和レッズに所属しています。彼のポジションはミッドフィールダー、フォワード、ディフェンダーと多岐にわたっており、その柔軟性が彼の魅力の一つとなっています。

サッカーキャリアの初期

渡邊は小学校の頃からサッカーを始め、中学校では同チームでプレーした後、前橋育英高等学校に進学します。高校ではなかなかの実力を発揮し、特にセレッソ大阪の柿谷曜一朗のプレーを研究しながら成長。高校3年次には全国高等学校サッカー選手権大会で準優勝に貢献し、大会の優秀選手にも選出されました。高校卒業後は早稲田大学に進学し、更なる成長を目指しました。

2015年にはNIKE主催の育成プロジェクト「NIKE MOST WANTED」に参加し、日本人初のナイキアカデミー生として選出されました。このため、彼はドイツのFCインゴルシュタット04の下部組織であるインゴルシュタットU-23に加入。トップチームの合宿にも参加することで、さらにプロとしてのキャリアに向けたステップを踏みました。

プロとしての成長

2017年4月、彼はインゴルシュタットのトップチームに昇格し、新たな契約が結ばれました。しかし、ブンデスリーガの舞台での出場機会は得られず、2018年にはアルビレックス新潟に完全移籍。その後、2019年にはJリーグで初得点を挙げ、徐々に存在感を示しました。

2020年にはモンテディオ山形に、2021年にはFC東京に加入しました。FC東京では2022年のセレッソ大阪戦でプロ入り初のハットトリックを達成するなど、華々しい活躍を見せました。2023年4月には得点が「J1月間ベストゴール」に選ばれるなど、彼のプレースタイルは一層の注目を集めました。

2024年1月、彼が長年応援していた浦和レッズへの完全移籍が発表され、サッカー界での新たな挑戦が始まります。移籍後、3月にはアビスパ福岡戦で初ゴールを挙げ、早速の結果を残しました。

所属チームと個人成績

渡邊はこれまでに複数のクラブチームでプレーしてきました。主な所属クラブは以下の通りです：

• - 市の川サッカー少年団
• - クラブレジェンド熊谷
• - 前橋育英高等学校（2012年 - 2014年）
• - 早稲田大学（2015年）
• - インゴルシュタットII（2015年 - 2017年）
• - FCインゴルシュタット04（2017年 - 2018年）
• - アルビレックス新潟（2018年7月 - 2019年）
• - モンテディオ山形（2020年）
• - FC東京（2021年 - 2023年）
• - 浦和レッズ（2024年 - 現在）

受賞歴と代表歴

彼はジュニア時代からの選手として、U-16日本代表やU-19日本代表などでプレー。また、全国高等学校サッカー選手権大会や全国高等学校総合体育大会での優秀選手に選出されています。特に、2023年にはJ1リーグ最優秀ゴール賞と月間ベストゴールを受賞するなど、近年の活躍が評価されています。

まとめ

プロサッカー選手としてのキャリアを着実に重ねている渡邊凌磨は、持ち前の技術力と戦術理解を武器に、今後さらなる活躍が期待されています。各チームでの経験を土台に、浦和レッズでの新たな挑戦に挑む姿勢がファンの間でも高く評価されています。

もう一度検索