渡部遼人

渡部 遼人について

渡部遼人（わたなべ はると）は、1999年9月2日に東京都調布市で生まれた外野手のプロ野球選手です。彼は現在、オリックス・バファローズに所属しています。渡部選手は、左投げ左打ちのスタイルを持ち、特にその俊足が特徴です。

経歴

プロ入り前の道のり

渡部選手は調布市立第三中学校で硬式野球を行い、リトルシニアでは世田谷西シニアに在籍していました。彼の高校時代は桐光学園で過ごしましたが、甲子園大会には出場しませんでした。同級生には現在プロで活躍する中川颯がいます。その後、AO入試で慶應義塾大学に進学し、1年生の春から東京六大学リーグに参加しました。

大学の4年生になると、彼は第70回全日本大学野球選手権記念大会で打率.563という素晴らしい成績を収め、首位打者賞を獲得しました。さらに、4年秋リーグ戦では打率.359を記録し、6盗塁をマークしました。大学通算成績は77試合出場、202打数53安打、打率.262、2本塁打、19打点、24盗塁となります。特に、大学の同期には世田谷西シニアでともにプレーしていた正木智也がいます。

オリックス・バファローズへの入団

2021年のドラフト会議では、オリックス・バファローズから4位指名を受け、11月30日に4500万円の契約金と900万円の年俸で入団が決まりました。彼の背番号は0です。また、正木も福岡ソフトバンクホークスから指名を受けて入団しています。

オリックスでの活躍

2022年にプロデビューを果たし、2023年にはウエスタン・リーグで20盗塁を記録し、盗塁王の栄誉を手にしました。彼の速さは50メートルを5.9秒で駆け抜ける能力に支えられており、大学時代には24盗塁を成功させ、盗塁死は一度もありませんでした。

初記録

渡部選手の記録には、2022年3月26日に行われた埼玉西武ライオンズとの試合での初出場が含まれています。この試合では9番・中堅手として先発登場し、初打席では隅田知一郎から左飛に終わりました。また、初安打と初打点は同年9月10日の福岡ソフトバンクホークス戦で記録し、板東湧梧から2点適時打を放ちました。同時に、この試合で初盗塁も成功させています。

結論

渡部遼人選手はこれからのプロ野球界での成長と活躍が期待される若手選手です。彼の速さや攻撃力はチームにとって貴重な存在で、将来的にはさらなる成績の向上や新たな記録の樹立が期待されます。

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