湖東地区行政一部事務組合

湖東地区行政一部事務組合：秋田県北部の地域防災と福祉を支える組織

秋田県北部に位置する潟上市、南秋田郡井川町、八郎潟町の1市2町は、広域的な行政事務の効率化を図るため、湖東地区行政一部事務組合を設立しています。この組合は、地域住民の生活基盤を支える重要な役割を担っており、消防・救急体制の維持、斎場の運営、介護情報サービスの提供など、多岐にわたる業務を展開しています。

組合の主な業務

湖東地区行政一部事務組合は、以下の重要な事務を管轄しています。

消防・救急業務:組合管内における火災予防、救急搬送、災害対応など、住民の生命と財産を守るための活動が中心です。天王地区を除く潟上市、井川町、八郎潟町の地域をカバーしています。天王地区の消防事務については、男鹿地区消防一部事務組合に委託されています。
火葬場の設置・管理・運営:湖東地区斎場は、組合が設置・管理・運営する火葬施設です。地域住民の葬儀を円滑に進めるための重要なインフラとして機能しています。
介護情報センターの設置・管理・運営:介護情報センターは、高齢化が進む地域社会において、介護に関する情報を提供し、相談窓口として機能しています。在宅介護の支援や、介護サービスの利用に関するサポートを行っています。

組織と人員

湖東地区消防本部は、組合の消防業務の中核を担っています。消防長を頂点とした組織体制で、総務課、予防課、警防課、救急課から構成され、それぞれの部署が専門性を活かし、効率的な消防行政を推進しています。消防署、八郎潟分署、昭和分署といった施設があり、地域住民の安全を守るために日々活動しています。各分署には予防、警防、救急の係が配置されています。

沿革

湖東地区消防一部事務組合は1971年（昭和46年）4月1日に発足し、同年10月21日には救急業務を開始しました。その後、1992年（平成4年）3月31日に解散し、4月1日に湖東地区行政一部事務組合として再発足しました。この組織改編により、消防業務以外にも、斎場や介護情報センターの運営といった業務が追加され、より広範な地域社会への貢献を果たすようになりました。

管内現況

2018年（平成30年）12月31日時点での管内人口は約21,820人、世帯数はおよそ8,807世帯です。面積は約121.40平方キロメートルに及びます。これらの数値は、組合が管轄する地域全体の規模と人口密度を示す重要な指標となっています。

組合の役割と重要性

湖東地区行政一部事務組合は、単なる行政事務の効率化だけでなく、地域住民の安全と福祉の向上に大きく貢献しています。消防・救急体制の強化、高齢化社会への対応、そして地域住民の生活の質を高めるための様々な取り組みは、地域社会の持続的な発展に不可欠です。今後も、変化する社会情勢に対応しながら、地域住民にとってより頼りになる存在として活動を続けることが期待されます。

関連団体

湖東地区行政一部事務組合は、特別地方公共団体、広域連合、消防組合といった他の地方公共団体とも連携し、地域課題の解決に努めています。

アクセス

湖東地区斎場:〒018-1503 秋田県潟上市飯田川和田妹川舘山106
* 介護情報センター:〒018-1516 秋田県南秋田郡井川町浜井川字喜兵衛堰10-1

参考文献

潟上市、井川町、八郎潟町の公式ホームページなどを参照。

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