熊谷裕人

熊谷 裕人 (くまがい ひろと)

熊谷裕人は1962年3月23日生まれの日本の政治家で、現在は立憲民主党に所属する参議院議員です。彼は1期目を務めており、過去にはさいたま市議会議員として3期に渡り活動していました。埼玉県大宮市（現在のさいたま市大宮区）で生まれ育った熊谷は、中央大学附属高等学校を経て、中央大学商学部を卒業しました。

卒業後の彼は、ロッテリアに1年間勤務したのち、民社党の国会議員の秘書として長い間のキャリアを築きます。1992年には民社党の比例名簿下位から参議院議員に立候補したものの、残念ながら落選。その後も新進党や民主党の結党に関与し、政治活動を続けました。

2000年6月には衆議院議員総選挙に岡山4区から候補者として立ちましたが、再び落選。その後、池口修次参議院議員の政策担当秘書を経て、地元埼玉に戻ります。2007年のさいたま市議会議員選挙で初当選し、市議会議員として3期を務め上げました。

2017年12月には立憲民主党に参加し、埼玉県組織設立準備会で事務局長を務めるなど、党の活動において重要な役割を果たし、2018年1月には埼玉県連幹事長に就任します。

2019年には、第25回参議院議員通常選挙で埼玉県選挙区から立候補し、見事に初当選を果たしました。2020年には、旧立憲民主党や旧国民民主党が合流し、新たな「立憲民主党」が発足。熊谷もこの新党に参加しました。

2021年の衆議院議員総選挙では、立憲民主党の議席が109から96に減少し、11月2日には党の代表である枝野幸男が辞任を表明。熊谷はその後の代表選挙で西村智奈美氏の推薦人となるなど、党内での活動を続けています。

主張

熊谷は、いくつかの重要な政策について自らの意見を持っています。特に、選択的夫婦別姓制度の導入に賛成しており、また日本国憲法については「どちらかと言えば改正すべき」との立場を取っています。ただし、防衛力の強化についてはより慎重な姿勢を貫いています。消費税の増税に関しては「やむを得ない」とする意見を持っており、女性天皇の存在にも賛成の意を表しています。

また、三橋公民館の俳句サークルの女性会員が発表した「九条俳句」に対する市の対応を巡る裁判において、熊谷は市側の行動が表現の自由の侵害に当たるとして、最高裁への上告を支持しました。その結果、最高裁で市側が敗訴し、俳句は無事に掲載されることとなりました。

さらに、受動[[喫煙]]対策として、地方たばこ税の一部を目的税化し、屋外での分煙施設を設けることを提案しています。

人物

熊谷は20歳から25歳までの5年間喫煙をしていた経験がありますが、現在は禁煙しています。執筆活動にも力を入れており、「しなやかに一生懸命―永田町一年生」という著書があるなど、政治に関する考えや観察を綴っています。

彼自身の公式サイトやSNSでも活動を発信しており、現在も多くの支持を集める政治家としての地位を確立しています。

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