玉島信用金庫

玉島信用金庫

玉島信用金庫（たましましんようきんこ）は、岡山県倉敷市玉島に本店を置く、地域密着型の信用金庫です。長年にわたり地域の皆様と共に歩み、信頼されるパートナーとして金融サービスを提供しています。

沿革

現在の玉島信用金庫は、かつて存在した二つの信用金庫が統合して誕生しました。その歴史は、大正時代にまで遡ります。

まず、前身の一つである旧・玉島信用金庫は、1914年（大正3年）11月7日に有限責任玉島信用組合として産声を上げました。これは産業組合法に基づき設立されたもので、地域の金融ニーズに応えるためのものでした。その後、1951年（昭和26年）10月には、信用金庫法の施行に伴い、玉島信用金庫へと組織変更（改組）を行いました。

もう一つの前身、旧・倉敷信用金庫もまた、地域金融を担う存在でした。こちらは1924年（大正13年）7月に、同様に産業組合法に基づく倉敷信用組合として設立されています。そして、旧・玉島信用金庫と同様に、1951年（昭和26年）10月には信用金庫法に基づき、倉敷信用金庫として新たな体制に移行しました。

そして2002年（平成14年）1月21日、これら二つの信用金庫、すなわち旧倉敷信用金庫と玉島信用金庫が合併し、現在の玉島信用金庫として地域における金融サービスの充実を図りながら、新たな歴史を刻み始めることとなりました。

事業区域

玉島信用金庫の事業は、広範な地域をカバーしています。主な事業区域は、岡山県全域に及び、県内の様々な地域で金融サービスを提供しています。さらに、隣接する広島県にもその範囲を広げており、特に福山市の一部地域（旧芦田町、駅家町、加茂町、内海町、新市町、沼隈町、神辺町を除く地域）も事業区域としています。これにより、両県にまたがる地域の利用者に対しても、利便性の高いサービスを提供しています。

ATMサービス

利用者の利便性を高めるため、玉島信用金庫のATMネットワークは充実しています。特に注目されるのは、提携するATMサービスによる手数料優遇です。

「おかやまATMネットサービス」に加盟しているため、岡山県内の主要な金融機関のキャッシュカードを、玉島信用金庫のATMで手数料無料で利用することが可能です。これには、岡山県内の他の信用金庫（おかやま信用金庫、水島信用金庫、津山信用金庫、備北信用金庫、吉備信用金庫、備前日生信用金庫）のほか、中国銀行、トマト銀行、笠岡信用組合などが含まれます。これらの金融機関のキャッシュカードを利用する際、多くの場合は玉島信用金庫のキャッシュカードと同様に手数料がかかりません（サービスの詳細な条件については、各金融機関の規定をご確認ください）。

また、「しんきんATMゼロネットサービス」にも対応しています。これは、全国の信用金庫が参加するネットワークであり、このサービスに加盟している他の信用金庫のキャッシュカードについても、玉島信用金庫のATMで手数料無料で利用できることを意味します。これにより、県外の信用金庫利用者も、手数料を気にせずに玉島信用金庫のATMを利用することが可能となり、全国的な利便性が確保されています。

関連項目

日本の信用金庫一覧

外部リンク

玉島信用金庫 公式サイト
* 玉島信用金庫データ（金融庁）

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