田南部夢叶

田南部夢叶について

田南部夢叶は、1999年7月14日生まれの日本の女子レスリング選手で、東京都品川区出身です。彼女は59kg級に所属しており、身長は158cmです。特筆すべきは、父親がアテネオリンピックのレスリングで55kg級の銅メダリストである田南部力であることです。このような背景を持つ彼女は、幼い頃から父の影響を受けてレスリングを始めます。

レスリングのキャリアの始まり

中学時代、田南部はJOCエリートアカデミーに入校し、稲付中学で学びます。在学中、彼女は2012年に全国中学生選手権の37kg級で優勝を果たし、その後クリッパン女子国際大会のカデット部門でも3連覇を達成します。3年生の時には全国中学生選手権を連覇し、さらに世界カデット選手権40kg級でも金メダルを獲得しました。

高校での努力

帝京高校に進学した田南部は、1年生でジュニアクイーンズカップや世界カデット選手権での連覇を達成しましたが、インターハイでは46kg級で2位にとどまりました。2年生の時には49kg級で再び2位となり、高校でも着実に実力を伸ばしています。2018年には日本体育大学に進学し、1年生では全日本選抜選手権の59kg級で3位に入賞しました。この年、全日本選手権では59kg級で優勝を果たし、その後のプレーオフでの敗北により世界選手権の代表には選ばれませんでした。

国際舞台での活躍

2020年には東京オリンピックテスト大会で57kg級に出場し優勝、その後U-23世界選手権でも金メダルを獲得する活躍を見せました。2022年にはレスターに所属となり、2023年の全日本選手権57kg級では2位となりました。国内外の数々の大会で彼女の名は多く挙がり、特に最近の成績はその実力を示すものといえます。

主な成績

田南部のレスリングキャリアには、多くの印象的な成績があります。2012年からの彼女の戦績は、全国中学生選手権での優勝を皮切りに、世界カデット選手権、全日本選抜選手権などで次々に入賞・優勝を果たしています。特に、長年に渡る国内外の大会での蓄積された経験と成果は、彼女が国際舞台でも通用する選手への成長を示しています。

最近では、2023年の全日本選手権においても素晴らしいパフォーマンスを見せ、2位に入賞しました。彼女のキャリアはまだ続いており、今後の活躍にますます期待が寄せられています。父から受け継いだレスリングへの情熱と、自身の努力によって築かれた実績は、忘れられないものとなるでしょう。

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