田口亜希

田口亜希（たぐち あき）

田口亜希は、日本の元女子射撃選手であり、困難を乗り越えパラリンピックの舞台で活躍した人物です。旧姓は寺井、1971年3月12日生まれ。

プロフィール

追手門学院大学卒業後、郵船クルーズ株式会社に入社。旅客船「飛鳥」の乗員として世界を巡る中で、25歳の時に脊髄の血管の病気を発症し、車椅子生活を余儀なくされます。しかし、リハビリ中に友人から勧められたことをきっかけに射撃と出会い、新たな人生を切り開きました。

退院後、ビームライフル射撃を始め、その後、実弾を使用するライフル射撃（エアーライフル銃、22口径ライフル銃）に転向。

パラリンピック出場とメダル獲得

2004年アテネパラリンピック、2008年北京パラリンピック、2012年ロンドンパラリンピックと、3大会連続でパラリンピックに出場。2010年アジアパラ競技大会では3位入賞を果たし、銅メダルを獲得しました。

現在の活動

現在は、日本郵船（株）広報グループ社会貢献チームに勤務し、社会貢献活動に携わっています。また、一般社団法人日本パラリンピアンズ協会の理事（2016年時点）や、2019年2月22日にはスポーツ庁参与に就任（任期は2020年3月31日まで）するなど、スポーツ振興にも尽力しています。

スポーツ関連の役職

2016年東京オリンピック招致「開催地選考最終プレゼンテーション」プレゼンター
2016年リオデジャネイロオリンピック閉会式「フラッグハンドオーバーセレモニー」検討メンバー（アドバイス担当）
2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会アスリート委員、ブランドアドバイザリーグループメンバー
東京2020エンブレム委員会委員
東京2020大会マスコット選考検討会議委員
スポーツ庁スポーツ審議会スポーツ基本計画部会委員
* 2024年パリパラリンピック日本代表選手団団長

田口亜希は、病気を乗り越え、射撃選手として輝かしい成績を残すと共に、スポーツの普及・振興、社会貢献活動にも積極的に取り組んでいます。彼女の経験と活動は、多くの人々に勇気と希望を与えています。

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