田川博己

田川博己（たがわ ひろみ、1948年1月2日 - ）は、日本の経営者であり、株式会社JTB（旧日本交通公社）の社長、会長を歴任した人物です。東京都出身。

経歴

1966年に獨協高等学校を卒業後、1971年に慶應義塾大学商学部を卒業し、同年、日本交通公社（現在のJTB）に入社しました。入社後は、長年にわたり観光事業に携わり、その手腕を発揮しました。

2000年に取締役に就任し、2002年には常務、2005年には専務へと昇進を重ね、着実にキャリアを積み上げました。そして、2008年6月には社長に就任し、JTBの経営を牽引しました。2014年6月には会長に就任し、2020年6月からは取締役相談役を務めました。

JTB社長時代には、観光産業の活性化に尽力し、新たな旅行スタイルの提案や、地域観光の振興など、多岐にわたる事業を展開しました。また、グローバル化の推進にも力を入れ、海外市場の開拓や、国際的な連携を強化しました。

栄典

2021年4月には、長年の観光産業への貢献が認められ、旭日中綬章を受章しました。

テレビ出演

日経スペシャル カンブリア宮殿 「新しい旅を切り開け！巨人JTBの挑戦」（2008年11月17日、テレビ東京）- JTB 代表取締役社長として出演。

著書

『観光先進国をめざして 日本のツーリズム産業の果たすべき役割』（2018年3月1日、中央経済社）ISBN 9784502252518

田川博己は、日本の観光産業の発展に大きく貢献した経営者として、その功績は高く評価されています。彼のリーダーシップのもと、JTBは日本の観光産業を牽引し、多くの人々に旅行の喜びを提供してきました。著書では、日本のツーリズム産業が果たすべき役割について考察しており、観光立国に向けた提言を行っています。

彼の経営哲学は、常に顧客の視点に立ち、変化を恐れず挑戦し続けるというものであり、JTBの企業文化にも深く根付いています。田川博己は、JTBの成長に大きく貢献しただけでなく、日本の観光産業全体の発展に貢献した人物として、その名を歴史に刻んでいます。

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