田辺誠一のプロフィールと業績
田辺誠一(たなべ せいいち)は、
1969年4月3日生まれの日本の
俳優・
映画監督です。本名は同じ。また、妻は女優の
大塚寧々さんです。
東京都出身で、現在はenchantéに所属しています。
彼は幼少期を
山口県で過ごし、その後東京に戻りました。高校時代はボート部に所属し、
水泳も習っていたことから、意外にも体育会系の一面も持っています。18歳の時に第2回「メンズノンノ」の専属モデルに選ばれ、モデルデビューを果たしました。これには、5000人の応募者の中から選ばれるという競争となりました。
モデルとしての活動を経て、23歳で
俳優デビューを果たします。初期は深夜の
テレビドラマに多く出演しましたが、次第に
映画やCMにも登場するようになります。特に1997年には、安達祐実主演の『
ガラスの仮面』で速水真澄役を演じ、一躍人気
俳優となりました。この作品は、1997年から1999年まで続く人気シリーズとなり、田辺の名を広めるきっかけとなりました。
1999年には、彼の初監督作品『dog-food』が
ベルリン国際[[映画祭]]に正式招待され、劇場公開されます。続く
2003年には、2本目の監督作品『ライフ イズ ジャーニー』が公開され、これにより彼の多才な才能がますます際立ちます。
また、
2002年には女優の
大塚寧々との結婚を発表し、二人はその後も共演する機会が多くなります。同年には、日本と
フランスの共同制作
映画『ハッシュ!』に出演し、これが『
キネマ旬報』の日本
映画部門で2位にランクインするなど、商業的成功を収めました。
田辺の演技の範囲は広く、喜劇的なキャラクターから悪役、さらには寡黙でクールな二枚目まで多種多様です。2008年に主演した『ハッピーフライト』ではその演技力を発揮し、観客から高い評価を得ました。
彼は、デジタルメディアにも積極的に関与しており、1996年には日本人
俳優として最初にウェブサイトを開設しました。また、その後もブログや
Twitterを開設し、特に
Twitterでは独特の絵を描くことで「画伯」と称され、多くのフォロワーを獲得しています。
さらに、彼のアート活動は多岐にわたり、絵の魅力が評価され、2015年にはNHK紅白歌合戦のシンボルマークを描く機会を得ました。また、個展も開催し、彼の作品が全国を巡回しました。
俳優としての演技だけでなく、彼の広範な活動は、建築やデザインにも及びます。特に建築写真集を見たり、自らの図面を引いて模型を作ることを趣味としています。
田辺誠一は、驚くべき多才さで日本のエンターテイメント界において存在感を放ち続けています。彼の活動は一つのジャンルにとどまらず、
映画、テレビ、舞台、アートなど多岐にわたります。今後のさらなる活躍が期待されます。