登別市郷土資料館

登別市郷土資料館は、北海道登別市片倉町に位置する、地域の歴史と文化を深く知ることができる博物館です。幌別ダムの向かいに建つこの資料館は、地上3階建てで、その外観は仙台藩白石城をモデルにしており、訪れる人々に歴史的な雰囲気を感じさせます。

展示内容

館内は3つのフロアに分かれており、それぞれ異なるテーマで登別の歴史と文化を紹介しています。

1階： 明治時代から昭和時代にかけて、実際に使われていた生活必需品や、国鉄時代の物品、第一次産業で使用されていた器具類などが展示されています。これらの展示品を通して、当時の人々の生活や産業の様子を具体的に知ることができます。
2階： 登別の開拓に深く関わった片倉家（仙台藩白石城主）と、白石藩家臣団の歴史に関する貴重な史料が展示されています。片倉家は、戊辰戦争後に登別に入植し、地域の開拓に大きな貢献をしました。このフロアでは、彼らの足跡を辿り、登別の発展に果たした役割を学ぶことができます。
3階： 知里真志保とアイヌ文化に関する史料が展示されています。知里真志保は、アイヌ語の研究に生涯を捧げた言語学者で、アイヌ文化の保存と研究に尽力しました。このフロアでは、知里真志保の業績や、アイヌ文化に関する様々な資料を通して、アイヌ民族の文化や歴史について深く理解することができます。

イベント

毎月第2・第4土曜日には、子供たちを対象とした体験学習が行われています。これらのイベントでは、昔の道具を使ってみたり、アイヌ文化に触れたりするなど、様々な体験を通して、登別の歴史と文化を楽しく学ぶことができます。

利用案内

開館時間：
4月～10月：10時00分～17時00分
11月～3月：10時00分～16時00分
休館日： 月曜日、祝日の翌日、年末年始
入館料：
大人：190円
小・中学生：60円

登別市郷土資料館は、登別の歴史と文化を深く知ることができる貴重な場所です。展示物だけでなく、体験学習などのイベントも開催されており、子供から大人まで楽しむことができます。登別を訪れた際には、ぜひ足を運んでみてください。

外部リンク

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