白木駅

白木駅（しらきえき）

白木駅は、三重県鳥羽市白木町細田に位置する、近畿日本鉄道（近鉄）志摩線の駅です。駅番号はM84。
志摩線内では唯一の待避可能駅であり、2面2線のホームの間に通過線2本が設けられた地上駅という特徴的な構造を持っています。

歴史

白木駅は、志摩電気鉄道の開通とともにその歴史をスタートさせました。

1929年（昭和4年）7月23日：志摩電気鉄道の鳥羽 - 真珠港間の開通時に開業。
1944年（昭和19年）2月11日：志摩電気鉄道を含む6社の合併により、三重交通志摩線の駅となる。
1964年（昭和39年）2月1日：三重交通の鉄道事業分離譲渡により、三重電気鉄道の駅となる。
1965年（昭和40年）4月1日：会社合併により、近畿日本鉄道の駅となる。
1969年（昭和44年）12月10日：路線改良工事に伴い志摩線が運休となり、駅も営業を休止。
1970年（昭和45年）3月1日：路線改良工事竣工、標準軌化により駅を鳥羽方面へ0.1キロメートル移設し営業再開。
1975年（昭和50年）12月：上下共用の通過線を設置。
1993年（平成5年）9月11日：加茂 - 五知間の複線化工事竣工。当駅 - 五知間は青峰トンネル経由の新線に切り替え。
2005年（平成17年）2月21日：終日無人駅となる。
2015年（平成27年）8月1日：PiTaPa導入。

駅構造

相対式ホーム2面2線の間に通過線2本が設けられた地上駅で、志摩線の途中駅では唯一の待避可能駅です。ホームの有効長は2両分ですが、待避線を含めて構内の有効長は長くとられています。
駅舎は4番ホーム側にあり、反対側の1番ホームとは跨線橋で連絡しています。単線時代は島式ホーム1面2線+特急用の通過線の合計1面3線のレイアウトでした。4番ホーム裏手にある電化された留置線は、かつて単線だった時代の鳥羽方面行き本線跡であり、非常用として存置されています。また、賢島寄りに旧線を利用した保線基地があります。
鳥羽駅管理の無人駅で、ホームに乗車駅証明書発行機が設置されています。

のりば

2・3番線は通過線であり、ホームはありません。
1番線と4番線は副本線、2・3番線が主本線となっています。

利用状況

近年における1日の乗降人員は以下の通りです。

2023年11月7日：31人
2022年11月8日：31人
2021年11月9日：31人
2018年11月13日：43人
2015年11月10日：34人
2012年11月13日：28人

駅周辺

国道167号
第二伊勢道路鳥羽南・白木インターチェンジ
鳥羽志勢クリーンセンター
青峰トンネル

隣の駅

近畿日本鉄道
M 志摩線

松尾駅 (M83) - 白木駅 (M84) - 五知駅 (M85)

関連項目

日本の[[鉄道駅一覧]]

外部リンク

駅の情報｜白木 - 近畿日本鉄道

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