盛岡市立総合プール

盛岡市立総合プール

盛岡市立総合プールは、岩手県盛岡市に位置する大規模な水泳施設です。このプールは1999年5月に開館し、同年8月には岩手県で開催された'99いわて総体水泳競技大会の会場として初めて利用されました。その後も、数多くの競技会が行われ、2005年には全国マスターズスイミングフェスティバルが開催されました。この大会では、女子200mメドレーリレーにて世界新記録と日本新記録が次々と誕生しました。

加えて、2013年には「アクエリアス 未来への夢はじめよう。」というプロジェクトの一環として、重要なイベント会場にも選ばれ、全国的な注目を集めました。さらに、2016年には希望郷いわて国体の水泳・飛込・水球・シンクロナイズドスイミングイベントが実施され、全国障害者スポーツ大会でも使用されました。2022年には15年ぶりに全国中学校水泳競技大会が当プールで行われる予定でしたが、福島県沖地震の影響により、本来の会場が使用不可となったため、急遽当施設が選ばれました。

設備と利用時間

このプールのメインプールは、50m×25m、可変床として水深が0mから3.0mまで調整可能な設計です。メインプールは長水路9コース、短水路16コースが整備され、日本水泳連盟にも公認されています。観客席は貴賓席21席、固定席986席、車椅子席5席を含む、合計1,012席の収容能力があります。

また、サブプールは屋外にあり、25m×13mの大きさで、水深は1.2m、短水路6コースが設けられています。さらに、飛込みプールも屋外にあり、22m四方のプールは水深5mで、波立装置がついています。飛込台も各種高さが揃っています。

利用時間は、メインプールが通年で10時から20時30分まで、サブプールは7月1日から9月の第1日曜日までの期間中、10時から18時30分までとなっています。施設内には会議室や研修室も備えており、さまざまな用途に利用可能です。

周辺施設とアクセス

盛岡市立総合プールの周辺には、盛岡市アイスリンクや総合アリーナ、岩手県立美術館、中央公園、さらには盛岡市立病院も位置しており、アクセスにも便利です。

交通手段としては、車では盛岡インターから約15分、盛岡南インターから約10分で到着します。公共交通機関を利用する場合、バス路線も利用可能で、JR盛岡駅からは東口の5番または10番のりばから盛南ループ200系統に乗り、「総合プール前」で下車できます。また、仙北町駅からはイオン線に乗車し、「総合アリーナ前」で降りることができます。タクシーでのアクセスも盛岡駅から約10分で便利です。

この総合プールは、水泳を愛するすべての人々にとって、非常に重要な活動拠点となっています。

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