相見駅

相見駅の紹介

相見駅（あいみえき）は、愛知県額田郡幸田町に位置するJR東海道本線の駅です。駅番号はCA51で、1998年度からの土地区画整理事業に伴い新たな駅設置が決定されました。最初の運行形態に関する詳細については、名古屋地区の東海道線をご参照ください。

駅の歴史

相見駅の設立に向けた運動は1900年に始まりました。当初、相見村の村長志賀藤助氏が駅設置を企画し、村内各地区で資金を募る活動が展開されました。この流れから、近隣の深溝村でも駅設置を求める動きが起こります。1902年には蒲郡駅と岡崎駅の間が複線化され、村民の要請が現実味を帯びてきました。

しかし、1906年に相見村、坂崎村、深溝村が合併し新たに広田村（後の幸田町）が誕生しました。この合併を受けて、駅の設置場所は芦谷信号所北350メートルに変更されました。その後、広田の駅名は既に使われていたため、1908年に幸田村への名称変更が決定され、この年の9月に幸田駅として開業したのです。

1989年には相見地区の住民により新たに駅設置を促進する組織が結成され、幸田町も「幸田相見特定土地区画整理組合」を設立。それに伴い、1998年度から周辺の区画整理が始まりました。2007年4月には新駅設置に関する覚書がJR東海との間で取り交わされ、本格的な調査と設計が進められました。

町民から慎重な意見も聞かれた中、2008年には駅設置に関連する予算が可決され、基準協定が取り決められました。そして2009年には新駅工事がスタートし、2012年には相見駅が開業。幸田町内での駅としては、幸田駅と三ケ根駅に次いで3番目の開業となりました。

駅の構造

相見駅は地上駅で、単式ホーム1面1線と島式ホーム1面2線を備えています。合計で3つの線路が構成されており、島式の1番線が下り待機線、2番線が下り本線、3番線が上り本線という運用です。駅舎は橋上に設計されており、自由通路が設けられて利用者の利便性が考慮されています。この駅は無人駅であり、岡崎駅が管理を行っています。

利用状況

相見駅の開業以来、乗車人員は増加傾向にあり、周辺の開発も影響しています。駅の周辺地区は急速に発展し、ホームセンターやスーパー、ライトアップされた噴水広場が整備されており、住民の生活に貢献しています。

駅周辺の開発

相見駅の開業に伴い、幸田町北西部は急速に発展を遂げています。駅前には複合施設や高層マンションが相次いで建設され、地域の活性化に寄与しています。周辺には早速、家電量販店や飲食店、商業施設がオープンし、地域住民の交通の要所となっています。

周辺施設・アクセス

相見駅周辺には、ヤマダデンキやマックスバリュ、エディオンなど多彩な店舗が集結しており、生活利便性が高まっています。また、幸田町のコミュニティバス「えこたんバス」も駅にアクセスし、地域内の移動手段として利用されています。全体として、相見駅は地域との相互作用を通じて、その重要な役割を果たしています。

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