相馬直樹

相馬直樹

相馬直樹（そうま なおき）は、1971年7月19日生まれの元プロサッカー選手で、現在はサッカー指導者として活躍しています。静岡県清水市出身の彼は、主にディフェンダーとミッドフィールダーとしての役割を担っていました。早稲田大学大学院スポーツ科学研究科を修了した後、彼は日本サッカー界でのキャリアをスタートさせました。

来歴

相馬は清水東高校から早稲田大学に進学し、1994年に鹿島アントラーズに加入しました。彼はチームの主力左サイドバックとして活躍し、特に1994年6月15日のジュビロ磐田戦では、ブラジルの伝説的選手ジーコの現役最後のゴールをアシストしました。さらに、彼は1995年のガンバ大阪戦でJリーグ初ゴールを決め、多くのファンにその名を知られるようになりました。

1997年には、日本代表として1998 FIFAワールドカップ・アジア予選に参加し、日本のワールドカップ初出場に大きく貢献しました。1998 FIFAワールドカップでも全3試合に出場し、その後も代表チームに選ばれ、1999年のコパ・アメリカにも参加しました。相馬は、国際Aマッチにおいて58試合に出場し、4得点を挙げましたが、2000年には天皇杯全日本サッカー選手権大会での負傷により、約1年間のリハビリを余儀なくされました。

その後、2002年には東京ヴェルディ1969に期限付き移籍し、2003年には鹿島アントラーズに復帰。2004年には川崎フロンターレに移籍し、チームのJ1昇格に貢献した後、2005年に現役を引退しました。引退試合は天皇杯の浦和レッズ戦で行われました。

指導者としてのキャリア

引退後、相馬はサッカー解説者としてTBSやスカパー!の中継番組に出演し、広く認知されました。また、2006年からはJFAアンバサダーや川崎フロンターレのクラブアシストパートナーとしても活動し、多数のメディアに寄稿しました。2009年にはU-20日本代表のナショナルトレセンコーチを務め、同年にJFA公認S級コーチライセンスを取得しました。

2010年にはFC町田ゼルビアの監督に就任し、以降も様々なクラブで監督を務めました。しかし、成績不振により何度か解任されることもありました。2011年から2012年には川崎フロンターレの監督を務め、選手たちとの信頼関係が崩れた結果、契約解除に至りました。2013年にはモンテディオ山形のヘッドコーチを経て、2014年からは再び町田の監督となり、2019年には監督を退任。

2020年には鹿島アントラーズのコーチに就任し、2021年4月から同チームの監督に転任。しかし、同年のシーズンが終わると退任を発表しました。さらに2022年5月には大宮アルディージャの監督に就任しましたが、2023年のシーズン中にチームがJ2最下位となったことから解任されました。

所属クラブ

相馬直樹は以下のクラブに所属していました：

• - 清水東高校（1987年 - 1989年）
• - 早稲田大学ア式蹴球部（1990年 - 1993年）
• - 鹿島アントラーズ（1994年 - 2003年）
• - 東京ヴェルディ1969（2002年、期限付き移籍）
• - 川崎フロンターレ（2004年 - 2005年）

相馬の選手としての業績は、個人的なタイトルや国内外の各種大会での経験に裏打ちされており、サッカー界において重要な存在であり続けています。

もう一度検索