真駒内駅

真駒内駅について

真駒内駅（まこまないえき）は、札幌市南区真駒内に位置する札幌市交通局の地下鉄南北線の駅で、駅番号はN16です。この駅は1971年12月16日に開業し、開業以来南北線の南端の終点として機能しています。特に1972年の札幌オリンピックでは、駅がその主要な会場への交通の要所となりました。

歴史

真駒内駅は、札幌市営地下鉄南北線が北24条駅から当駅まで延伸した際に設置されました。最初の折り返し方法は、1番ホームに到着した電車が南側の留置線へ回送され、その後2番ホームに入るというものでした。しかし、1996年にはこの方式が変更され、直にホーム上で折り返すことが可能になりました。また、1996年から1999年にかけて、駅構内の大規模改良工事が行われ、新たにエスカレーターと南改札口が設置されました。2006年には駅番号の設定が行われ、2013年からは可動式ホーム柵が稼働を開始しています。

駅の構造

真駒内駅は高架式の1面2線の島式ホームを持っており、駅舎は南北に細長くなっています。2階にホームがあり、1階には券売機や改札口のほか、売店や飲食店も設置されています。特にこの駅ではエレベーターが設置されており、ホームと改札口のアクセスがスムーズです。また、南北線では唯一、両方向のエスカレーターが南改札口で利用可能です。

周辺環境

駅の東側には丘陵が広がっており、人家はほとんど見られませんが、南側には留置線が整備されています。駅の西側は平岸通に面しており、南区役所や団地があり、公共施設が充実した衛星都市の性格を強調しています。周辺の真駒内川や公園は、運動やレクリエーションの場として利用されています。1972年の札幌オリンピックでメイン会場となった北海道立真駒内公園も徒歩圏内にあるため、観光客にも非常に親しまれています。

商業施設と交通アクセス

真駒内駅の周囲には商業施設が豊富ではありませんが、駅から徒歩数分のところには真駒内地区唯一の大型ショッピングモール「ミュークリスタル」があります。さらに、バス路線も充実しており、真駒内バス発着場から多くの路線が発着しています。2021年には1日あたり970便のバスが利用され、地域の重要な交通の拠点となっています。

まとめ

真駒内駅は、札幌市の南端にある重要な交通施設であり、周辺の自然環境と公共施設が融合した地域です。歴史と発展を背景に、今後も多くの人々に利用され続けるでしょう。駅の利用者数は2020年度の平均で8,665人に上り、地域の交通網にとって欠かせない存在となっています。

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