石川翔

石川 翔（いしかわ しょう）

基本情報

• - 生年月日: 1999年12月14日
• - 出身地: 東京都板橋区
• - ポジション: 投手（育成選手）
• - 投打: 右投左打
• - 所属: 中日ドラゴンズ
• - 家族: 弟は栃木ゴールデンブレーブスの石川慧亮。

経歴

プロ入り前

石川翔は、小学3年生の頃に徳丸原パンダースで外野手として野球を始めました。その後、小学校5年生から中学校1年生の夏まで東板橋リトルリーグで投手兼外野手として活動しました。中学校卒業時までの板橋シニアでは主に投手を務めましたが、当時はチームの2、3番手の選手でした。彼は中学時代に、右膝の分離症を手術し、その後も多くの怪我に苦しむこととなります。

高校は栃木県の青藍泰斗高校に進学。初めは134km/hの速球を持つ投手として注目されましたが、制球力やフォームに課題がありました。これにより、監督は彼を外野手として起用することを決めました。高校1年の秋には、再び膝の手術を受け、冬のトレーニングができないという事態に見舞われます。しかし、2年春に打撃投手としてのアピールを通じて投手への転向を果たし、関東大会では146km/hを記録しました。プロのスカウトの目にも留まる存在へと成長を遂げます。

その後、チームでのエースとなり、努力の結果として体力や技術が向上し、最終的には151km/hの速球を記録しました。しかし、3年の夏の大会では怪我に苦しむ中で戦うことになりますが、ベスト4に進出します。

プロ入り

2017年のドラフトで中日ドラゴンズに2巡目指名され、契約金6000万円で入団となります。背番号40が与えられましたが、入団後は怪我による制約が続きます。特に、2018年には両足三角骨の除去手術を受け、その後も1試合のみの登板に留まります。

2019年には一軍昇格の期待がかかっていたものの、再び怪我に悩まされ、手術を受けることになります。2020年には実践登板があり最速152km/hを記録しましたが、一軍登板は果たせませんでした。2021年も二軍戦で結果を残すものの、肩の怪我に見舞われます。2023年には右肘のトミー・ジョン手術を受ける状況となりました。

選手としての特徴

石川のピッチングフォームは、早くから注目されており、ドラフト前には名投手としての評判を得ていました。最速は154km/hに達するストレートが特徴で、非常に威力があります。変化球としては、鋭いスライダー、カーブ、カットボール、チェンジアップを持っており、投球の幅を広げています。

人物

日本人の父とフィリピン人の母を持つ石川翔は、4人兄弟の長男です。弟の慧亮もプロ野球選手を目指しており、兄と同じ道を歩んでいます。また、小学生時代の憧れの選手には藤川球児や菅野智之がいます。

将来が期待される投手として、引き続き注目されます。

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