神奈川県住宅供給公社

神奈川県住宅供給公社の概要

神奈川県住宅供給公社（かながわけんじゅうたくきょうきゅうこうしゃ）は、横浜市中区に位置する地方住宅供給機関です。この公社は神奈川県、横浜市、川崎市が出資しており、主に団地の開発・供給や介護施設である老人ホームの運営を行っています。また、地域に根ざした住宅政策を展開し、住民に向けた多様な住まいの提供を目指しています。

沿革の紹介

公社は1950年9月15日に、神奈川県の出資により「財団法人神奈川県住宅公社」として設立されました。この時期、川崎市が1950年11月に、横浜市も1952年3月に出資を開始し、公社の活動が幅広く展開されることとなります。1966年6月30日には地方住宅供給公社法に基づき組織が変更され、神奈川県、横浜市、川崎市が共に出資する形となり、出資比率は神奈川県が50%、横浜市および川崎市が各25%となりました。

2006年には神奈川県が公社の民営化を目指す方針を決定し、2006年度から2008年度にかけて具体的な取り組みを進める意向を表明しました。2010年には株式会社への移行を目指すことを発表するも、2012年10月には民営化計画の見直しを行い、2015年4月1日の株式会社化は断念。それでも7年後の2017年度までの民営化を再度目指す意向を示しました。

しかし、2013年10月には2006年の民営化方針が廃止され、今後は地方住宅供給公社法に基づく法人として経営の効率化を重視する方針に切り替えました。

主な宅地と総合的な取り組み

公社が関与する団地は神奈川県内に広がっており、以下の団地が特に知られています。横浜市内では、“磯子団地”や“上中里団地”などがあり、また、県下では“相武台団地”や“辻堂団地”などが公社の運営によって提供されています。

これらの団地は、地域住民が安心して住み続けられるような環境を整えるため、家庭向けの住宅提供はもちろん、必要に応じて老人ホームなどのサービスも展開されており、地域全体の活性化につなげています。特に、ドリームハイツなどの地域計画が進められており、住宅供給公社の役割はますます重要となっています。

まとめ

神奈川県住宅供給公社は、地域社会に対する住宅供給とサービス改善を通じて、高齢者の生活支援や新たな住環境の創出にも注力しています。今後も、地域住民のニーズに応じた取り組みを続け、居住の質の向上に貢献していくことでしょう。

もう一度検索