神戸市外国語大学

神戸市外国語大学について

神戸市外国語大学（Kobe City University of Foreign Studies）は、兵庫県神戸市に位置する日本の公立大学であり、1946年に設立された神戸市立外事専門学校を起源としております。1949年に大学として正式に設置されたこの大学は、現在、外国語学部を中心に多様な学問分野を提供し、国際的な視野を持つ人材の育成を目指しています。

大学の概要

大学の本部は兵庫県神戸市西区学園東町にあります。学部には昼間部外国語学部と夜間部外国語学部があり、各学科の特性に応じた教育を行っています。昼間部では、英米学科、ロシア学科、中国学科、イスパニア学科、国際関係学科の5つの学科があり、それぞれの学科は少人数制で行われており、学生一人ひとりがしっかりと学べる環境が整えられています。

学生数と教員数

2023年5月1日現在、学部生は1,716人、夜間部は384人、大学院生は117人の合計2,217人の学生が在籍しており、教員は78人が勤務しています。これにより、充実した教育環境が整っています。神戸市外国語大学は、国内唯一の公立外国語大学として、特に語学教育や多文化交流に力を入れています。

教育方針

大学の教育方針は、国際的な視野を持つ人材の育成です。語学教育のみならず、文化、政治、経済等の幅広い分野での学習や研究が行われています。特に、少人数での教育が特徴で、個々の学生がより深い理解を得ることができるプログラムが組まれています。

歴史的沿革

1946年に外事専門学校が設立され、その後1949年には神戸市外国語大学として新制大学に移行しました。1986年に全学が神戸研究学園都市に移転し、その後も法人案の変更や学科の新設など、進化を続けてきています。近年では2023年に法人が「神戸市公立大学法人」に改名されました。

学部の構成

外国語学部は、上述の昼間部と夜間部にそれぞれ細分化され、専門的なコースが設置されています。各学科の学生は、設置されたコースから自分に合った専修を選び、専門的な知識を深めることができます。特に、英米学科では多様なコースが提供されており、実践的な英語運用能力の涵養に寄与しています。

大学院

大学院も充実しており、特に外国語学研究科では修士課程と博士課程が設置されています。各専攻には論文と課題研究コースがあり、学生は自らの研究テーマに基づいた深い探究が可能となっています。英語教育に特化したリカレント教育プログラムもあり、多様なニーズに応える体制が整っています。

学生生活と文化活動

学生生活も大変充実しており、学園祭や模擬国連などのイベントが定期的に開催されています。外大祭や語劇祭は、学生が自らの学びを発表する場として非常に重要です。また、模擬国連や国際交流活動を通じて、実践的な国際理解を深めることも重要な特徴となっています。

国際的な交流

神戸市外国語大学は、海外の多くの大学と交流協定を結び、国際的な連携を進めています。学生は、オーストラリア、アメリカ、中国をはじめとする国々の大学での学びの機会を得ることができ、グローバルな視点での学習を体験します。

まとめ

神戸市外国語大学は、国際的な視野を持つ人材育成のため、多様な学科と専門的なコースを提供する公立大学です。語学学習や文化理解に深く根ざした教育で、多くの卒業生が国際舞台で活躍しています。

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