神戸市立北図書館

神戸市立北図書館について

神戸市立北図書館（こうべしりつきたとしょかん）は、兵庫県の神戸市に位置し、地域拠点館として北区に設置されている公立の図書館です。1974年に神戸市北区民センターの図書室として開館し、1982年には神戸市立図書館に編入されました。1995年には区北部の北神地域を対象とする北神分館が設立され、その後、北図書館は運営体制が変更されつつ、多くの市民に親しまれています。

施設の特徴

北図書館は2フロアから成り、その延床面積は835平方メートルになっています。

• - 3階: 一般書エリア
• - 2階: 児童書コーナー、多目的室、学習室

児童書コーナーは、近くにあるすずらんだい児童館との連携を強化すべく設けられ、子どもたちが楽しめる書籍を豊富に揃えています。また、2012年に開設された「おきしお文庫」において、北図書館のテーマは「日本（昭和）のくらし」と設定され、独自のコレクションも提供しています。

利用状況と貸し出しサービス

2016年度のデータでは、北図書館と北神分館を合わせた蔵書は188,514冊、貸し出しは758,925冊、来館者は456,017人に達し、北神分館が北図書館より多くの利用を受けていることも分かります。このように、地域のニーズに応じた利用状況が見られる中、2019年には北神分館が地域拠点館として完全に独立しました。

図書館サービスと相互貸し出し

神戸市では隣接する市町の住民にもサービスを提供しており、個別協定に基づき神戸市立図書館の利用券を発行しています。北区と隣接する三田市では、従来は道場町と長尾町の住民限定でしたが、2017年には対象が北区全域に拡大されました。さらに、北区からのインターネット予約は三田市民を優先するため、制限がかけられています。

アクセスと周辺施設

神戸市立北図書館へのアクセスは簡単で、神戸電鉄有馬線の鈴蘭台駅から徒歩5分の距離にあります。周辺には、神戸市北区役所や北区民センター、鈴蘭台小学校、すずらんだい児童館、カトリック鈴蘭台教会といった公共施設が近接しており、地域の交流拠点としての役割も果たしています。

このように、北図書館は地域住民に必要な情報と知識を提供する重要な施設であり、より多くの人々が利用できるサービス向上に努めています。北区の文化・教育の充実に貢献しているこの図書館が、今後も地域に愛され続けることが期待されています。

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