神戸文化ホール

神戸文化ホールについて

神戸文化ホールは、1973年4月1日に兵庫県神戸市中央区に開館した音楽および演劇専用のホールです。地域の文化向上を目的としており、神戸フィルハーモニックの本拠地でもあります。ホールには大ホールと中ホールがあり、それぞれの目的に応じた豊かな活動が行われています。また、かつては演劇用の小ホール、シーガルホールも存在していましたが、2005年に閉館しました。

ホールの特徴

大ホール

大ホールは2,043席を有し、1階には1,458席（その内、車椅子専用席10席）、2階には585席があります。ステージはプロセニアム幅22.2メートル、高さ8.8メートル、奥行き16.0メートル、幅44.5メートルと、広々とした空間を提供しています。また、7室の楽屋があり、化粧台や鏡も完備されています。

中ホール

中ホールは904席を有し、1階には708席（その内、車椅子専用席6席）、2階には196席があります。ステージはプロセニアム幅16.0メートル、高さ7.2メートルで、演劇や音楽の公演に適した設計となっています。同様に、楽屋も7室あり、必要な設備が整っています。

アクセス

神戸文化ホールへのアクセスは非常に便利です。神戸市営地下鉄山手線の大倉山駅からは西出口1を出て徒歩1分、神戸高速線の高速神戸駅からは11A・B出口を利用し徒歩8分、JR神戸線の神戸駅からは徒歩10分、また神戸市営地下鉄海岸線のハーバーランド駅からは徒歩12分で到達できます。

練習室と周辺施設

また、神戸文化ホールには練習室が5つあり、延床面積は1,180平方メートルです。これらの施設は、神戸市男女共同参画センター（あすてっぷKOBE）の4-5階にあります。

周辺には、神戸市立中央図書館、神戸市立中央体育館、湊川神社、神戸大学医学部・医学部附属病院、神戸市立湊翔楠中学校、神戸地方裁判所など、多彩な施設が点在し、文化と歴史の両方を感じることができる環境が整っています。

移転計画について

神戸文化ホールは40年の時を経て、建物の老朽化が進んでいます。そのため、現在市では三ノ宮駅周辺に新たなホールを建設する計画が進められており、初期の予定では2025年に移転することが検討されていましたが、現在は2027年以降に変更されています。2018年10月には大ホールの天井ボードが落下する事故が発生し、更にはタイルの落下の懸念から一時休館の措置が取られたこともあります。

神戸文化ホールは地域文化を支える重要な施設として、今後の動向が注目され続けています。

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