福岡アイランドシティ

福岡アイランドシティとは

福岡アイランドシティは、福岡市東区の博多湾に位置する人工島です。博多港の機能強化を目的とした航路浚渫によって生じた土砂を有効活用し、香椎地区と海の中道に挟まれた海域を埋め立てて造成されました。

1994年（平成6年）に事業が開始され、2019年現在も整備が続けられています。福岡市と博多港開発が事業主体となり、総事業費は約3,940億円にのぼります。完成時の総面積は約401.3ヘクタールです。

特徴

アイランドシティは、以下の2つのエリアに大きく分けられます。

まちづくりエリア（香椎照葉地区）：住宅地、産業用地、公園などが整備されています。高層マンションが林立し、多くの人々が暮らしています。
みなとづくりエリア（みなと香椎地区）：埠頭用地や港湾関連用地として利用されています。福岡市青果市場（ベジフルスタジアム）や福岡市立こども病院などの施設があります。

本土とは、香椎アイランドブリッジ、御島かたらい橋、海の中道大橋の3つの橋で結ばれています。これらの橋は、福岡市中心部と海の中道を結ぶ役割も担っています。

歴史

1989年：博多港港湾計画の改訂により、人工島形式での埋め立てが決定
1994年：埋め立て工事着工
2002年：関連道路の一部供用開始
2003年：国際コンテナターミナルの一部供用開始
2005年：第22回全国都市緑化ふくおかフェア（アイランド花どんたく）開催
2007年：市立照葉小学校開校、サイバー大学開校、アイランドシティ中央公園開園
2021年：福岡都市高速アイランドシティ線が開通

交通アクセス

鉄道：島内に駅はありません。最寄りの駅は香椎駅や千早駅です。

道路：福岡市中心部から臨港道路アイランドシティ1号線を経由してアクセスできます。福岡都市高速道路アイランドシティ線も利用可能です。

バス：西鉄バスが島内を運行しており、天神、博多駅、千早駅方面への路線があります。

主な施設

アイランドアイ
アイランドシティ中央公園
福岡市立こども病院
福岡みらい病院
福岡市中央卸売市場（ベジフルスタジアム）
* 照葉積水ハウスアリーナ

今後の展望

福岡アイランドシティは、住みやすい街として発展を続けています。福岡市は、アイランドシティを環境に配慮した未来型の都市として発展させることを目指しています。今後の発展が期待されるエリアです。

2022年には人工島の土地が完売し、総事業収支が黒字で終結しました。

もう一度検索