福岡市総合図書館

福岡市総合図書館について

福岡市総合図書館は、福岡市早良区に位置する公立の図書館であり、図書・映像・文書の3つの柱をもとに新しい図書館の形を追求しています。この図書館は、1976年に開館した福岡市民図書館に由来し、民間の娯楽施設を改装して製作されました。しかし、使用年数が経過する中で建物の老朽化や書庫容量の不足が課題となり、1996年に新たに福岡市総合図書館としてリニューアルオープンしました。

館内の業務

館内では、福岡市の市職員や司書が読書相談や情報提供を行い、月ごとの展示物作成や蔵書の選書が行われています。また、図書カードの登録や返却本の整理、予約本の割り当てなどの業務は、図書館流通センターが委託されて行っています。さらに、管理業務には指定管理者制度が導入され、2016年からは多くの企業がこの管理にあたっています。

施設の情報

福岡市総合図書館の所在地は、福岡市早良区百道浜三丁目7番1号です。また、東図書館や各分館も設置されており、それぞれ異なる住所で運営されています。例えば、福岡市東図書館は千早四丁目にあり、和白図書館は和白丘に位置しています。各図書館は地域の文化的な交流の場として機能しており、観光客から地元の住民まで幅広い人々に利用されています。

開館時間と休館日

福岡市総合図書館は、火曜日から土曜日までの間は10時から20時まで開館しており、日曜日や祝日には19時までの利用が可能です。各分館は異なった開館時間を持っていて、特に福岡市東図書館や早良南図書館は朝9時から営業しています。休館日は毎週月曜日ですが、祝日の場合はその翌日となり、年末年始や特別整理期間には休館が設定されています。

蔵書数とアクセス

図書館の蔵書数は、2020年度末時点で約202.2万冊に達しており、多様なジャンルの書籍が揃っています。アクセス面では、福岡市地下鉄の西新駅または藤崎駅からの徒歩15分が便利です。バス利用も可能ですが、便数が限られているため、注意が必要です。

特徴とイベント

福岡市総合図書館の特色は、アジア映画の収集と保存に力を入れている点です。館内のホール「シネラ」では、アジア各国の秀作映画や貴重なフィルムを定期的に上映しており、映画や文化に興味がある人にとって魅力的なスポットとなっています。これにより、地域の文化芸術の発信と交流が促進されています。

福岡市総合図書館は、単なる読書の場にとどまらず、地域の文化的な交流の場としても重要な役割を担っているのです。

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