西新駅

西新駅について

西新駅（にしじんえき）は福岡県福岡市早良区西新三丁目にある福岡市地下鉄空港線の駅で、駅番号はK04です。この駅は福岡市内での重要な交通拠点であると同時に、周辺地域の学生や住民に広く利用されています。駅のシンボルマークはグラフィックデザイナーの西島伊三雄氏によってデザインされており、西新の「N」をモチーフにしたユニークなデザインが印象的です。このデザインは、地元の福岡県立修猷館高等学校や西南学院中学校・高等学校、西南学院大学が位置する学生街であることを反映しています。

歴史

西新駅の歴史は1927年にまで遡ることができます。この年の3月11日、九州水力電気によって西新町電停の設置が認可され、その後の3月26日には渡辺通一丁目から西新町間が開通しました。1934年10月には、福博電車の電停として利用されるようになり、1942年9月には西日本鉄道が設立された際に同社の電停としても機能することになりました。1969年には西新電停へと改称されましたが、1975年には廃止されました。その後、1981年7月26日に現在の福岡市地下鉄西新駅が開業し、地域の大きな交通手段となります。その後、1989年に行われたアジア太平洋博覧会（よかトピア）の最寄り駅となるなど、多くの人々に利用されています。2019年には業務委託駅へと移行し、駅の管理が見直されました。

駅構造

西新駅は島式ホームを1面2線持つ地下駅で、利便性に優れています。姪浜駅への引き上げ線も整備されており、日中には当駅発着の箱崎線直通電車が折り返しを行います。この引き上げ線は事故や災害、特別なイベント時の臨時列車運行にも使用されることがあります。また、2015年には地元の特産である高取焼を使用したサザエさんの陶板画が駅構内に設置され、訪れる人々の目を楽しませています。

コンコース内の店舗

現在、駅のコンコース内には複数の店舗が出店しています。主なテナントには、定期券売り場のほか、ファミリーマートや和菓子専門店の如水庵、西新店の洋菓子専門店ミュゼドモーツァルト、ストレッチ専門店のDr.ストレッチ等があります。また、宝くじ売場も設けられています。以前は、ユニークなハローキティ商品を扱ったキヨスクや、障害者が手作りした商品を販売する店舗も存在していました。

利用状況と周辺環境

2023年度の西新駅の1日当たりの平均乗車人数は22,056人で、福岡市内の多くの駅の中でも重要な位置を占めています。駅周辺は繁華街が広がっており、特に西新商店街やドン・キホーテ、ベスト電器など多くの商業施設が立ち並んでいます。このように、買い物や飲食、学業など、さまざまな目的で西新駅は多くの人々に利用されています。

隣接駅

西新駅の隣には空港線の藤崎駅（K03）と唐人町駅（K05）があります。これにより、福岡市内の移動が非常に便利になっています。

このように、西新駅は福岡市内での交通の要所であり、歴史的な背景や周辺環境も含めて魅力的な場所です。

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