秋広優人

秋広 優人 - プロ野球選手

秋広優人（あきひろ ゆうと）は2002年9月17日生まれ、千葉県船橋市出身のプロ野球選手であり、読売ジャイアンツに所属する外野手及び内野手です。彼の身長は200cmで、日本人選手としては歴代最長身の一人として知られています。彼は右投左打で、独特の体格を生かしたプレースタイルが特徴です。

経歴

プロ入り前

秋広は幼少期より野球に親しみ、幼稚園年中から「夏見台アタックス」で軟式野球を始めました。船橋市立宮本中学校では「江戸川ボーイズ」に所属し、さらには陸上部でも活動していました。二松學舍大学附属高校では、2年生の秋から本格的に投手も兼任し、高校通算23本塁打を記録。彼の打撃能力は早くから評価されていました。

2020年のプロ野球ドラフトで読売ジャイアンツから5巡目で指名され、11月22日に契約金3500万円、年俸540万円での仮契約を結びました。背番号は68に決定し、内野手として登録されました。

巨人時代

2021年、秋広は春季キャンプや二軍紅白戦で好成績を収め、沖縄キャンプから一軍に昇格しましたが、開幕直前に二軍行きとなりました。その後、二軍での開幕戦では「4番・一塁手」として出場し、4月6日には一度一軍登録されたものの、代替指名選手に変更されたため再び登録を抹消されました。一軍での出場はわずか1試合、1打席の経験でした。オフシーズンには、年俸600万円への昇給を果たし、次シーズンからは松井秀喜がかつて使用していた背番号55を背負うことが発表されました。

2022年は一軍の試合出場はありませんでしたが、イースタン・リーグで最多安打（98安打）を記録し、評価を高めました。年末には年俸630万円に昇給し、契約を更改しました。

2023年には、開幕二軍からのスタートでしたが、好調を維持し、4月18日に再び一軍に昇格。22日の東京ヤクルトスワローズ戦ではプロ初のスタメン出場を果たし、初安打、初打点を記録。そして、29日には広島東洋カープ戦で初本塁打を放ち、サヨナラ本塁打も達成しました。この活躍により、彼はクリーンアップとして定着し、7月23日にはシーズン2桁本塁打達成とともに、高卒3年目で4試合連続本塁打を記録しました。最終的なシーズン成績は、121試合出場で打率.273、10本塁打、41打点となりました。

2024年シーズンはオープン戦の不振から二軍スタートとなり、その後一軍と二軍を行き来する展開が続きました。特に左投手相手には苦戦する場面も見られました。

選手としての特徴

秋広は並外れた身体能力と打撃技術を兼ね備えており、投手としても最速144km/hを記録しています。打者としては柔らかい打撃フォームが特徴で、長打力とバットコントロールに定評がありますが、左投手に対しては成績が振るわず、課題とされています。元々の守備位置は三塁ですが、出場機会を増やすために一塁や外野の守備練習に取り組んでいます。

人物背景

彼の身長は小学校卒業時には180cm、さらに中学校卒業時には198cmに達し、特注のスパイクを使用しているなど、体格に特異性があります。愛称には「アキ」や「メガゴジラ」があり、兄も野球選手として活動しています。

ぜひ、今後の彼の活躍に注目したいところです。

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