秋葉原電気外祭り

秋葉原電気外祭り（あきはばらでんきがいまつり）

秋葉原電気外祭りは、2009年夏にスタートした、日本の美少女ゲーム関連のキャラクターコンテンツの展示販売イベントです。このイベントは、主に東京の秋葉原や新宿で年に二度、夏と冬に行われ、コミックマーケットの開催前日に実施されるため、一般的に「コミケ0日目」とも呼ばれています。

イベントの歴史と変遷

初回の秋葉原電気外祭りは2009年8月に開催され、その後2011年冬の開催からはエリアを広げ、平和島、新宿、浅草、大宮、高田馬場でも行われるようになりました。2013年12月からは名称が「電気外祭り」に変更され、その名のもと、様々なブランドが参加する新しい形が模索されるようになりました。

もともとこのイベントは、美少女ゲームブランドのminoriの代表である酒井伸和が設立し、業界の活性化を目的としていました。彼は自身がminoriの代表であることを明かしながらも、この祭りの運営はあくまで彼一人の責任であると強調しています。参加するブランドはminoriだけでなく、他の多くの小規模メーカーも含まれており、特にコミックマーケットに出店できない企業にとっては貴重な機会となっています。

出店と運営

秋葉原電気外祭りの特徴は、出店料や参加費が無料であることです。出店するには、各ブランドの代表的なイラストレーターまたは作品の原画を手掛けた外部イラストレーターによる新たなイラストを一枚提供することが条件とされています。これにより、提供されたイラストは販促物やオリジナルグッズに利用され、その売上がイベントの運営資金に充てられています。minoriが2019年に岐路に立たされた際、このイベントの未来が懸念されましたが、2019年夏には再始動することが決まり、同年8月には「電気外祭り 2019 SUMMER in 高田馬場」が無事開催されました。

コロナ禍とその影響

2020年は新型コロナウイルス感染拡大の影響により、初めて開催が全面的に中止となりました。さらに、2021年の開催予定も緊急事態宣言の影響で中止が相次ぎました。このように、イベント運営にとって厳しい状況が続きましたが、2022年の冬には再開催が発表され、2023年の冬にも再度行われる運びとなりました。

開催時期

秋葉原電気外祭りは、毎年8月中旬（夏期）・12月下旬（冬期）の二つの期間に分かれて行われています。

• - 夏期: 8月中旬頃（夏コミの前日）
• - 冬期: 12月下旬頃（冬コミの前日）

参加企業とその歴史

イベントには、特にその時に行われるコミックマーケットに出店できなかった美少女ゲームのメーカーが多く参加することが特徴です。信頼されるプラットフォームとしての地位を築いたこのイベントは、ラインナップが年々充実しており、参加者やブランドにとって重要な場となっています。

まとめ

秋葉原電気外祭りは、ファンにとって待ち望まれる祭典であり、様々なコンテンツを楽しめる貴重な機会を提供しています。2023年の冬には、東京流通センターでの開催が決まっており、ますます多くの参加者が集まることでしょう。

公式ウェブサイトや、公式Twitterアカウントを通じて最新情報が発表されるため、参加予定の方はチェックしておくことをお勧めします。

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