東京流通センター

株式会社東京流通センターについて

株式会社東京流通センターは、東京都大田区平和島に拠点を置く、物流センターの運営企業です。広大な敷地内には複数の物流ビルが立ち並び、都内における物流の大動脈としての役割を担っています。また、物流施設としての機能だけでなく、企業のオフィスや展示場も併設されており、多目的な利用が可能です。

施設概要

東京流通センターの敷地内には、主に4つの物流ビルがあります。初期に建設されたA棟とB棟は、いずれも地上6階建てで、延床面積は約17万平方メートルにも及びます。これらの建物は、5トントラックが自由に行き来できる設計となっており、効率的な物流オペレーションを支えています。道路を挟んだ場所には、延床面積約3万6000平方メートルのC棟、約8700平方メートルのD棟も存在します。

さらに、地上11階建てのセンタービルは、企業のオフィスとして利用されています。また、展示場では、様々なイベントが開催され、地域のにぎわいにも貢献しています。敷地外にも、東京都大田区東糀谷にTRC羽田ビルを所有しており、こちらも企業のオフィスとして活用されています。

歴史

東京流通センターは、1967年に会社が設立されました。翌年には用地を取得し、建設工事が開始されました。1971年には、最初の物流拠点として物流ビルA棟がオープンし、その直後にはセンタービルと展示場も開業しました。同年には、東京流通センター内郵便局も開設されています。

その後、1973年に物流ビルB棟、1981年に第二展示場、1984年に物流C棟が順次オープンしました。1991年には、アネックスが竣工し、アールンホールもオープンしましたが、アールンホールは2005年に閉鎖され、2006年にオフィスへと転用されました。

1998年には、TRC羽田ビルを取得し、2005年には物流D棟がオープンしました。2012年には、物流B棟の建て替えが発表され、2015年に着工、2017年に完成しました。また、2018年には、他社所有施設の運営管理業務を開始しました。2018年には、物流A棟の建て替えも発表され、2021年に着工、2023年夏に完成予定です。

アクセス

東京流通センターへのアクセスは非常に便利です。物流ビルやセンタービルへは、東京モノレール羽田空港線「流通センター駅」から徒歩すぐです。また、首都高速1号羽田線「平和島出口」からも非常に近い位置にあります。さらに、JR京浜東北線大森駅東口や京浜急行電鉄本線平和島駅からは、京浜急行バス（森28系統）も利用できます。

TRC羽田ビルへは、京急空港線大鳥居駅から徒歩3分とアクセスしやすい立地です。

関連情報

東京流通センターは、過去にコミックマーケットの会場として使用されたこともあります。また、東京空港交通の平和島事業所が敷地の一部を使用しています。東京流通センターは、三菱地所とも関係が深く、日本の物流を支える重要な拠点となっています。

外部リンク

東京流通センター公式サイト

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