稚子塚駅

稚子塚駅

稚子塚駅（ちごづかえき）は、富山県中新川郡立山町にある、富山地方鉄道立山線の鉄道駅です。駅番号は「T44」が付与されています。

歴史

当駅は、昭和初期の1931年（昭和6年）8月15日に、富山電気鉄道によって「浦田駅」として営業を開始しました。その後、開業からわずか2ヶ月も経たない同年10月1日には、「稚子塚駅」へと改称されています。しかし、戦時中の1942年（昭和17年）10月31日をもって一度、駅としての営業を終了しました。その後、戦後間もない1946年（昭和21年）以降に再び開業し、現在に至るまで地域の駅として機能しています。

駅構造

稚子塚駅は地上に設けられた駅であり、ホームは単式構造で1面1線を有しています。つまり、1本の線路に対して片側だけにホームが設置されている形態です。駅舎は設けられておらず、利用客が待機するための待合室がホーム上に設置されているのみの簡素な設備です。列車の運行に関する係員は配置されておらず、乗降は利用客自身が行う形式の無人駅となっています。

利用状況

当駅の利用状況については、立山町の統計資料「統計たてやま」によって把握することができます。例えば、2019年度における1日平均の乗降人員は65人でした。近年においても、この程度の規模で一定の利用がある駅となっています。具体的な年ごとの推移は提供された情報にはありませんが、地域住民の日常的な移動手段として、あるいは近隣の施設へのアクセス手段として利用されていることがうかがえます。

駅周辺

駅周辺は、富山県の田園風景が広がる静かな地域です。近隣には、地域住民の活動拠点である農村振興会館や、立山町立立山北部小学校といった公共施設が点在しています。

また、駅名の由来とも考えられている「稚児塚（ちごづか）」と呼ばれる古墳が近くにあります。この稚児塚は、駅からおよそ700メートルほど北の、線路に沿った場所に位置しており、円形をした古墳です。駅の名称がこの古墳に由来するとすれば、地域の歴史や伝承に深く根ざした駅名と言えるでしょう。

隣の駅

富山地方鉄道立山線における当駅の隣接駅は以下の通りです。

普通列車: 寺田駅 (T08) - 稚子塚駅 (T44) - 田添駅 (T45)

なお、立山線を運行する特急列車やアルペン特急は、当駅には停車せず通過扱いとなります。

関連項目

日本の鉄道駅一覧

外部リンク

稚子塚駅 - 富山地方鉄道公式サイト内の当駅ページです。駅に関する公式情報や時刻表などが掲載されている可能性があります。

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この記事は、提供された情報を基に作成されています。最新の情報や詳細については、富山地方鉄道の公式サイトなどでご確認ください。

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