穴見陽一

穴見陽一（あなみ よういち）

穴見陽一は、1969年7月24日生まれの日本の政治家、実業家であり、自由民主党に所属していた前衆議院議員です。彼は、株式会社ジョイフルの第2代および第5代代表取締役社長を務め、創業者である父、穴見保雄の長男でもあります。家族関係には、叔母である児玉幸子（元ジョイフル社長）や、妻の穴見くるみ（現社長）、弟の穴見賢一（アメイズ社長）などがいます。

来歴

大分県佐伯市に生まれた穴見は、大分市立碩田中学校を経て、大分県立大分上野丘高等学校を卒業しました。その後、一度の浪人を経て法政大学経済学部に入学しましたが、途中で中退しました。1994年には父が経営するジョイフルに入社し、1997年には中国ジョイフル（岡山県倉敷市）の社長に就任しました。2002年にはジョイフルの副社長に就任し、業績回復に貢献しました。

2003年には父の後を継いでジョイフル社長に就任し、同社の事業展開を推進しました。

政治活動

穴見は2007年に自由民主党の候補者として衆議院大分1区に立候補しました。当初選ばれた候補者が辞退した結果、彼が繰り上げ当選し、その後の選挙では民主党の候補に敗れ落選しました。再び2012年の選挙で当選し、2014年にも再選を果たしました。2017年には3選を果たし、議会において様々な政策に取り組む姿勢を見せましたが、2019年には次期衆院選には立候補せず政界を引退する意向を示しました。

政策立案

穴見陽一は様々な政策に対して意見を表明しており、憲法改正、集団的自衛権の行使の容認を支持しました。また、アベノミクス、原子力発電の必要性を評価し、ヘイトスピーチ規制の法律策定にも賛成していました。しかし、選択的夫婦別姓制度導入や女性宮家には反対の立場を取っており、受動喫煙防止法改正には反対でした。

不祥事と発言

彼は数回の不祥事や問題発言も浮上しています。2015年の異物混入に関する発言では、「異物混入自体はけっして珍しくない」と述べ、業界内外からの批判を受けました。また、2018年6月には受動喫煙対策に関する参考人への野次問題があり、議会の場において問題視されました。これに対し彼はその意図を説明し、謝罪しましたが、議員や周辺団体からの批判は続きました。

経済活動と統一教会との関係

経済活動においても事故や問題が続き、2021年には新型コロナウイルスの影響下での不適切な外食活動が報じられ、処分を受けました。

また、世界平和統一家庭連合（旧統一教会）との関係が指摘されており、これが彼の政治的立場や活動に影響を与えています。

最後に

穴見陽一は、外食産業の重要人物としての別の顔と、政治活動を通じて形成された議員としての顔を持ち続けています。彼の発言や行動は多くの関心を集め、政治的な影響力を持つ重要な人物として注目されています。

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