筑紫農業協同組合

筑紫農業協同組合（JA筑紫）

筑紫農業協同組合、通称JA筑紫は、福岡県筑紫野市に本拠地を置く農業協同組合です。この組織は地域に密着し、農業の発展や生産者の支援に力を入れています。JA筑紫は、周辺の大野城市、太宰府市、春日市、那珂川市などの農協が統合し、1973年に設立されました。その後、地域の農業のニーズに応じたサービスを提供し続けています。

沿革

筑紫農業協同組合は、1962年に水城・太宰府町の農協が合併し、太宰府町農協が設立されたことに始まります。この後1973年に大野城市、筑紫野市、春日市、太宰府町、那珂川町の農協が合併し、一つの大きな組織となりました。組織の拡大に伴い、農産物の中間流通の支援や、農家の生産力向上に重点が置かれ、様々な施設が開設されました。

1982年には筑紫野市内にカントリーエレベーターが完成し、1988年には那珂川町にライスセンターが設立されました。2002年には直売所「ゆめ畑」が開業し、地域産品の販売促進に寄与しています。また、2009年には石油事業を株式会社福岡ライフエナジーに譲渡する一方で、JAアグリサポート筑紫という子会社を設立し農業生産法人としての機能を強化しました。

店舗・施設

JA筑紫は、支店が25か所、出張所4か所、農機センターとグリーン店はそれぞれ2か所、物流センターも2か所あります。これに加え農産物直売所が4か所、カントリーエレベーター1か所、そしてライスセンター1か所を有し、地域の農業と消費者をつなぐ重要な役割を果たしています。また、農機センターでは機械の購入や使用に関するサポートも行っており、多くの農家にとって信頼のおけるパートナーとなっています。

マスコットキャラクター

筑紫農業協同組合は、地域への親しみやすさをアピールするために、2013年にマスコットキャラクター「ちくしんぼー」と「ゆめっぴー」を制定しました。これらのキャラクターは地元イベントや広報活動に使われ、JA筑紫の顔として地域住民に親しまれています。

筑紫農業協同組合は、その設立から現在にかけて、地域の農業の振興を図るために努力を続けています。未来に向けてさらに地域農業を支える取り組みを強化し、地域の発展に寄与していくことが期待されています。

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