箕輪町図書館

箕輪町図書館について

箕輪町図書館は、長野県上伊那郡箕輪町にある町立図書館です。この図書館は、地域の文化と教育を支える重要な施設として、町民に親しまれています。

施設概要

図書館の所在地は、〒399-4601 長野県上伊那郡箕輪町大字中箕輪10295番地1です。建物は鉄筋コンクリート構造で、延床面積は513.8平方メートルです。

歴史

箕輪町図書館の歴史は、明治時代にまで遡ります。

合併前

東箕輪村戦勝記念文庫：1905年（明治38年）、当時の東箕輪小学校長であった平出大信の提唱により、「日露戦役戦勝記念文庫」が設立されました。小学校入学者の寄付金で図書を購入していました。
箕輪村図書館：大正天皇の即位を記念して設置され、図書の購入と貸し出しを行っていました。青年会会員によって運営され、戦後まで存続しました。
中箕輪村：1935年（昭和10年）に村の理事者によって中箕輪実業補習学校の一部に図書館が設置されました。終戦後に閉鎖されましたが、1948年（昭和23年）の校舎取り壊しに伴い、図書の大部分を役場に移管し、図書館業務が再開されました。

合併後

1948年（昭和23年）に中箕輪村が町制施行により中箕輪町となり、1955年（昭和30年）には中箕輪町、東箕輪村、箕輪村が合併して箕輪町が発足しました。各町村の蔵書が統合されました。
1960年（昭和35年）に町の公民館が設置された際、資料が移管され、公民館図書室が発足しました。
その後、国からの助成を受けて、1977年（昭和52年）に現在の箕輪町図書館が竣工・開館しました。

中村安孝文庫

この図書館には、町出身の出版実業家である中村安孝（1926年 - 1990年）から寄贈された「中村安孝文庫」があります。この文庫には、中村氏が創業した「名著出版」の出版物のほとんどが網羅されており、約1600冊が所蔵されています。

利用案内

開館時間：火曜日から日曜日 10:00 - 18:00
休館日：月曜日、毎月最終木曜日、祝日、蔵書点検期間（5月28日から6月4日）、年末年始

参考資料

『長野県図書館協会会報 第87号』長野県図書館協会、1978年
県立長野図書館 「長野県公立図書館概況」 平成30年度
『箕輪町誌 第1巻 自然・現代編』箕輪町郷土博物館、1976年
丸山信「長野県の公共図書館」三一書房 1998年
『長野県市町村合併誌　市町村編上巻』長野県、1965年

外部リンク

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箕輪町図書館は、その長い歴史の中で、地域の変遷とともに発展してきました。現在では、町民の学習や研究活動を支える重要な拠点として、その役割を果たしています。

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