篠原慎平

篠原慎平のプロフィール

篠原 慎平（しのはら しんぺい、1990年6月13日生まれ）は、愛媛県四国中央市出身の元プロ野球選手であり、現在は女子野球の監督としても活躍しています。彼は右投左打の投手で、特に最速155km/hを記録する直球が特徴です。

経歴

プロ入り前

篠原は小学2年生の時に軟式野球を始め、中学時代には川之江ボーイズに所属していました。愛媛県立川之江高等学校では、1年生の夏に県大会で準決勝進出、秋には四国大会で8強入り、2年の夏にも県大会4強という成績を収めました。しかし、野球部の不祥事により同校を中退することになりました。その後、彼は愛媛マンダリンパイレーツに入団し、独立リーグでの道を歩むことになります。

愛媛マンダリンパイレーツ時代

辛酸を舐めた後の2008年、愛媛マンダリンパイレーツに入団した篠原は早速公式戦に出場。1年目は19試合に登板し、64.1イニングで4勝3敗、防御率3.36をマークしました。しかし、2年目には体幹の弱さから苦しみ、成績が振るわず、2勝6敗、防御率6.31に終わる状況に。3年目の2010年には、NPB二軍との交流戦で好投し、阪神二軍戦では無失点に抑えましたが、肩の故障に悩むことになります。痛めた肩は手術を要し、以降の2年間は登板なしという厳しい時間が続きました。

香川オリーブガイナーズ時代

2012年末、トライアウトを経て香川オリーブガイナーズに入団。支配下選手として活躍し、特に2014年シーズンには抑え投手として位置づけられ、6勝5敗10セーブを達成。球速も回復し、最高で153km/hを記録しました。同年のNPB育成ドラフトで読売ジャイアンツから指名を受け、育成選手として入団します。

巨人時代

2016年にはイースタン・リーグでしっかりと結果を残し、2017年には本格的に支配下選手となります。公式戦デビューを果たし、初勝利も挙げるなど一時は期待が高まりました。しかし、2018年にはスキャンダルに巻き込まれ、出場停止処分を受けることで試練の時を迎えます。処分が解除された後、再び選手登録されたものの、シーズン終了後には戦力外通告を受け、2019年の自由契約を経て社会人野球チームに移籍しました。

現在の活動

2019年からはTHINKフィットネス・GOLD'S GYMベースボールクラブでプレーし、2020年からは女子硬式野球部の監督にも就任。古巣の巨人女子野球チームににも関与し、選手たちの指導を行っています。

プレースタイルと人物

篠原は155km/hを記録する直球、スライダー、フォーク、カーブを駆使し、フィールディングや牽制にも定評があります。彼は自らの憧れの投手に斉藤和巳を挙げ、そのスタイルに影響を受けています。大柄な体格を持ちながら、高い技術を持つ篠原慎平は、今後も女子野球の発展に寄与する存在として期待が寄せられています。

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