細川一颯

細川一颯（ほそかわ いっさ）は、2000年4月7日生まれの日本のキックボクサーです。愛知県出身で、2023年8月からBreakingDownに参戦し、その名を轟かせました。特に、「喧嘩自慢100人トーナメント」での優勝は、彼の名を一躍有名にしました。

幼少期から格闘技に親しみ、6歳から11歳まで極真空手を学び、全日本優勝という輝かしい実績を持っています。その後、サッカーで特待生として高校に進学しましたが、中退。5年間建設現場で働いた後、BreakingDownに出場している萩原裕介が社長を務める建設会社「萩原工業」に入社しました。萩原の勧めで、2022年から総合格闘技のトレーニングを開始し、新たな格闘技の道へと進みました。

BreakingDownでの活躍は目覚ましく、「BreakingDown9」のオーディションで行われた「喧嘩自慢最強決定戦」準決勝では、萩原が監督を務める北関東チームのライト級選手として出場。九州チームの山下大希選手との対戦でKO勝利を収めました。この勝利により、北関東チームは決勝進出を果たしました。

決勝戦では、大阪チームのダイスケ選手と対戦しましたが、判定で敗れ、チームとしては準優勝に終わりました。しかし、彼の個人としての評価は揺るぎないものでした。その後の2023年10月には、朝倉未来のYouTubeチャンネルで行われた企画『全国の喧嘩自慢100人の頂点決めてみた』に出場し、見事優勝。100人もの喧嘩自慢たちが集まる中で、延長4回にも及ぶ激闘を制し、年間契約と賞金1000万円を手に入れました。

2023年11月の「BreakingDown10」では、プロ格闘家対抗戦に参戦し、才賀紀左衛門選手にKO勝利。その活躍が評価され、12月の「BreakingDown Award 2023」では、年間最優秀選手賞を受賞しました。さらに、2024年2月の「BreakingDown11」では、「地下格闘技レジェンド対抗戦」で大島渓太郎選手に勝利しましたが、試合後には拳の開放骨折を報告しています。

2024年9月には「BreakingDown13」でアメリカ合衆国代表のサムライ選手と対戦し、延長判定で勝利。しかし、2024年12月の「BreakingDown14」フェザー級1dayトーナメントでは、1回戦でYURA選手に判定負けを喫し、プロとしての初黒星を記録しました。このトーナメントでは、対戦相手の変更など、不測の事態にも見舞われました。

そして、2024年12月31日には、RIZIN DECADEでボクシング高校6冠の宇佐美正パトリック選手と77kg契約での対戦が予定されており、新たな舞台での活躍が期待されています。

細川一颯は、その経歴、実績、そして何よりも試合での圧倒的な強さから、今後も格闘技界で注目される選手の一人となるでしょう。彼のこれからの活躍から目が離せません。

（注：戦績、脚注、外部リンクは省略）

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