宇佐美正パトリック

宇佐美正パトリック – 日本の総合格闘家

宇佐美正パトリック（うさみ しょう ぱとりっく）は2000年5月8日生まれの日本人男性総合格闘家で、アマチュアボクシングでも輝かしい実績を持つ選手です。大阪府に生まれ育ち、父親は日本人で母親はカナダ人という国際的な背景を持っています。彼の格闘技の始まりは、3歳の頃に父親の影響で極真空手を始めたところからです。数々のタイトルを獲得してきましたが、父の厳しさに疲れ、空手を辞めることになりました。

その後、ほかのスポーツを試すも自分に合うものが見つからず、ボクシングに挑戦。中学時代には全国U-15ジュニアボクシング大会で2連覇を達成し、高校では興國高等学校に進学。ここで彼は国体やインターハイ、全国選抜を含む数多くの大会で優勝し、高校ボクシング6冠を達成します。そして2018年8月にはAIBA世界ユース選手権ウェルター級で銅メダルを獲得しました。

大学進学後の19歳で、東京オリンピックの選考会に挑みますが結果は残せず、将来に迷いが生じます。この時に自分の目標を見出すことができずに苦しんでいた彼は、総合格闘技に転向することを決意します。LDH martial artsのオーディションに応募し、ABEMAの番組『格闘DREAMERS』に出演。最終審査で日高健太郎をTKOで破り、LDH martial artsとの所属契約を掴みました。

2021年9月、彼は修斗でプロデビューを果たし、ヨシ・イノウエ相手にTKO勝ち。2022年にはPOUNDSTORMで大尊伸光に挑み初の判定負けを喫します。その後、Road to UFC: Singaporeでの計量時には脱水症状に見舞われ欠場するという厳しい経験を経ました。

さらに同年9月にはRIZIN戦への出場が発表され、RIZIN.39で佐々木信治に対戦しTKO勝ち。その後もRIZIN.40でベイノアにKO勝ちし、RIZIN.41ではキム・ギョンピョと戦い初めての一本負けを経験します。2024年6月には元PANCRASEライト級王者と対戦し、再びその力を証明しました。

宇佐美選手は、RIZIN公式YouTubeチャンネルでの密着動画やインタビューなども通じて話題を呼んでいます。好きな選手にはコナー・マクレガーやショーン・オマリーが挙げられ、彼らから多くのインスピレーションを受けているようです。

数々の実績を積み重ねる宇佐美正パトリックは、今後も総合格闘技界でのさらなる活躍が期待されます。彼の成長と挑戦を見守り続けたいものです。

もう一度検索