細川凌平

細川 凌平（ほそかわ りょうへい）

概要

細川凌平は、2002年4月25日生まれで、京都府京都市にルーツを持つプロ野球選手です。現在は北海道日本ハムファイターズで内野手および外野手としてプレーしています。右投左打の選手であり、将来が非常に期待されています。

私生活と育成

細川選手の実家は、1919年に創業された水上売店船「琴ヶ瀬茶屋」を経営しています。保津川下りを楽しむ観光客に向けて酒や食べ物を販売しているこの店舗は、細川選手の地元の名物となっています。彼は京都市立嵐山小学校の2年生で野球を始め、その後、京都市立嵯峨中学校に進学し、野球チーム「京都東山ボーイズ」に加入。ここでの活躍が認められ、ボーイズ日本代表に選出され、世界大会での優勝に貢献しました。

高校時代

智辯和歌山高等学校に進学後、細川選手は第100回全国高等学校野球選手権大会に出場しました。1年生の夏に甲子園の舞台を経験し、その後も秋からは中堅手のレギュラーとして活躍しました。2年生時には春夏連続して甲子園に進出し、第91回選抜高等学校野球大会ではベスト8に進出。第101回全国高等学校野球選手権大会では3回戦で敗れましたが、明徳義塾との対戦では決勝となる3点本塁打を放ち、チームを盛り上げました。また、2年生の秋からは遊撃手に転向し、チームの主将としても責任を果たしました。

プロ入りと初年度

2020年10月26日に行われたプロ野球ドラフトで北海道日本ハムファイターズから4位指名を受け、11月30日に契約金3500万円・年俸520万円で仮契約を結びました。背番号は56に決まりました。

2021年は、右手の有鈎骨を骨折した影響で、イースタン・リーグでは28試合の出場にとどまりましたが、打率.209・1本塁打・10打点を記録しました。その後、フェニックスリーグに参加した際に、10月18日に一軍初昇格を果たし、対東北楽天ゴールデンイーグルス戦でプロ初出場を果たしました。初打席では空振り三振となりましたが、4回表にはプロ初安打をマーク。昇格後の9試合では全て出場し、打率.200を記録し、オフには年俸570万円に契約を更新しました。

選手としての特徴

細川選手は、シャープで柔らかなスイングが特長で、広角に打つことができる選手です。本来は遊撃手ですが、外野でもプレーできるユーティリティープレイヤーとしての素質も秘めています。50メートルを5秒8で走る俊足を活かして、状況判断に優れた走塁を見せる点も大きな魅力です。愛称は「ホソ」や「ホソロー」です。

彼はまた、日本の伝説的ミュージシャン矢沢永吉の大ファンであり、幼少期からの憧れの選手であるイチローから、高校生時代に指導を受ける機会も持っています。これからの活躍が非常に楽しみな若手選手として、細川選手の成長に注目が集まっています。

記録

細川選手は、プロ入りからさまざまな記録を更新しています。初出場は2021年10月18日で、初安打、初打点、初本塁打、初盗塁など、着実に実績を積んでいます。これからの年度別成績も注目されることでしょう。

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