経済社会総合研究所

経済社会総合研究所（ESRI）について

経済社会総合研究所（Economic and Social Research Institute, ESRI）は、内閣府の施設等機関であり、経済に関する理論研究、実証研究、政策研究を行うシンクタンクとしての役割を担っています。その主な任務は、経済活動や経済政策、社会活動などに関する研究、経済財政諮問会議の審議に資する研究、そして政策研究を担う人材の育成です。

主な業務内容

1. 経済理論・実証研究: 経済活動や社会活動に関する経済理論を用いた研究や、データに基づいた実証研究を実施。
2. 政策研究: 日本経済の現状分析や将来予測に基づいた政策提言。
3. 国民経済計算: 国内総生産（GDP）統計を含む国民経済計算（SNA）の作成。
4. 経済統計の作成・公表: 四半期ごとのGDP速報や年度ごとの確報、景気動向指数（DI）などの景気動向統計の作成と公表。
5. 人材育成: 政策研究を担う人材の育成・研修。
6. その他: 経済財政諮問会議の審議に資する研究や、刊行物『季刊国民経済計算』の作成。

組織構成

経済社会総合研究所は、以下の組織で構成されています。

名誉所長: 清家篤
所長: 増島稔
次長
総務部: 総務課、会計課
総括政策研究官: 上席主任研究官、主任研究官
情報研究交流部: 研究交流官
景気統計部
国民経済計算部: 企画調査課、国民支出課、国民生産課、分配所得課、国民資産課、価格分析課、地域・特定勘定課
* 経済研修所: 総務部、研修企画官

法的地位

経済社会総合研究所は、中央省庁等改革基本法第12条6項および内閣府本府組織令第43条に基づき設置されています。同法により、経済企画庁から内閣府に移管され、内閣府の内部部局と連携して機能することが定められています。

沿革

2001年1月の中央省庁再編時に、経済企画庁経済研究所の機能と規模を拡充して発足しました。これにより、経済分析と政策立案の中核機関としての役割を強化しました。

まとめ

経済社会総合研究所は、経済に関する高度な知識や分析能力を駆使し、日本の経済政策や社会活動に貢献しています。その活動は、経済学の研究者だけでなく、政策立案者や一般市民にとっても重要な情報源となっています。GDPをはじめとする経済統計の作成・公表、政策研究、人材育成という多岐にわたる業務を通じて、日本の経済発展と社会の安定に貢献しています。

外部リンク

経済社会総合研究所

もう一度検索