絶対に笑ってはいけないスパイ24時

『絶対に笑ってはいけないスパイ24時』

『絶対に笑ってはいけないスパイ24時』（ぜったいにわらってはいけないスパイにじゅうよじ）は、2010年12月31日から2011年1月1日にかけて、日本テレビで放送されたバラエティ番組の特別企画です。この特番は、名物シリーズ「笑ってはいけないシリーズ」の第8弾にあたります。

番組は、全篇をハイビジョンで制作され、オープニングにはRhapsody of Fireの楽曲「The Wizard's Last Rhymes」が起用されました。また、テレビ大分を除く29局で同時放送され、テレビ大分では遅れネットとして2011年1月2日の深夜に放送されました。このシリーズは、特に罰ゲームのユニークさや、出演者の達成感と苦労が視聴者の心をつかみ、多数のファンを魅了しています。

番組の概要と放送内容

この回は、地上アナログ放送における最後の「笑ってはいけない」放送回となり、視聴時間は未公開映像を含めると計6時間を超えるという長時間に及びました。視聴率も高く、特に第1部は平均15.3％、第2部は14.3％であり、瞬間最高視聴率は第1部の19時25分に20.8％を記録しました。こうした視聴率は、紅白歌合戦の裏番組の中ではトップであり、民放としても高評価を得ています。

撮影とルール

撮影地は茨城県久慈郡大子町にある東京理科大学大子研修センターで、設定されたのは「ガースー黒光り諜報局」（通称GIA）です。この番組のルールとしては、出演者が笑った際には、罰を受けるというユニークなシステムが設けられています。罰を受ける際には、迷彩模様の服を着た「ブラックアーミー軍団」が登場し、視聴者を楽しませる各種の罰ゲームが行われます。

笑った際には、藤原寛の声が響き、「アウト！」というアナウンスが流れることで罰が伝えられます。特に、彼の声は長年にわたりシリーズで使用され続けており、それが視聴者にとっても印象的な部分となっています。今作からはVTRの映像もハイビジョンで撮影されたことが注目されました。映像のサイズに合わせたテロップなど、細かい点にも工夫が施されています。

参加者と出演者

今回の特番には、ダウンタウンの松本人志と浜田雅功をはじめ、ココリコや山崎邦正などのメンバー賂が出演し、彼らの絶妙な掛け合いや即興の対応が視聴者を惹きつけました。他にも、豪華なゲストが登場し、様々なシーンにおいて笑いを生み出しました。特に、千原せいじが『せいじタイム』と称し、彼独特のポジションでメンバーとの絡みを演出するなど、個性的なキャラクターたちが集結しています。

未公開シーンと特典

放送後の2011年1月9日と16日には、未公開シーンや特別番組も放送され、インターネットやSNSでも視聴者との連動企画が実施されました。これにより、全国各地のファンが連動して楽しむことができました。

また、2011年12月7日にはDVD版が発売され、特典として様々な未公開映像や特典回も含まれ、ファンにとっては喜ばしいリリースとなりました。このようにして、「笑ってはいけない」シリーズは、タブーを設けない特異なスタイルと、その文化的影響を色濃く残すものとして、日本のバラエティ界でも特異な存在感を示しています。

今後もこのシリーズがどのような形で継続していくのか、視聴者の期待が寄せられています。

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